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ベアリングのボールがポロリ!フルスライドレールのグリスアップにトライしてみた

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部屋の隅で見つけた奇妙な物体

先日、部屋の隅で奇妙な物体を発見しました。

おや、これはなんだろう。息子のオモチャの部品ではなさそうだ。

しかし、それが何であるかはすぐに分かりました。ローチェストのフルスライドレールのベアリングの玉だったのです!

すぐそばのローチェストのフルスライドレールのベアリングの玉でした!

 

そこでまずは状況を確認してみることに。一般的なフルスライドレールは両側それぞれの黒い樹脂パーツを押し上げるか押し下げるかしながら引き出すことで外すことができます。

この黒い樹脂パーツを押し上げるか押し下げるかしながら引出しを外す

 

そうして引出しを外してローチェストの本体側のスライドレールを確認してみると、確かにあるべき場所にボールが1個見当たりませんでした。

ベアリングのボールが1個失われた状態のフルスライドレール

 

こうなってしまうと、もはやボールを元に戻すことはできません。今まで10年以上もメンテナンスをすることなく放置してしまった罰です。

とは言え、このままこのローチェストが朽ち果てていくのをジッと見ているわけにもいきません。ローチェスト2竿、全部で引出し6杯、計12本のフルスライドレールのうち11本はまだ大丈夫なはず。今からでもグリスアップすればまだまだ現役で使えるはず。そう考えて、フルスライドレールのグリスアップをすることにしました。

※この記事は2016年7月15日時点の情報に基づいています

 

グリススプレーをゲット!

グリススプレーをゲット

フルスライドレールはグリスアップをしてやったほうが良いということは知識としては知っていたものの、お恥ずかしながら実際にそれをやったことはありませんでした。そこでフルスライドレールのグリスアップの方法をネットで調べたことろ、まったく情報を見つけることができませんでした。

自転車のメンテナンスでグリスアップをするのでチューブ式のグリスは持っているのですが、チューブ式だと塗り込みにくい。そこでスプレー式のものが良いだろうと考えるとともに、事前に下調べしたところではグリスには多種多様なものがあり、ベアリングのグリスアップをするには有機系グリスかシリコングリスのどちらかであろうと考えました。

そのうえで某ホームセンターに行き、店員にスライドレールのグリスアップをするにはどんなグリスを使えば良いか聞いてみました。しかし、そもそもスライドレール自体の知識がないようであやふやな答えしか返ってきません。結局、「これで大丈夫じゃないですかねー」ということでLubrica(タイホーコーザイ)の「グリーススプレーL-31」を購入しました。リンク先のものは値段が高いですが、ビバホームなら税込213円で買えました。安いぞ!ビバ!ビバホーム!

心配なのでハーフェレジャパンに問い合わせてみた

某ホームセンターの店員の回答があまりにも不安なものだったので、スライドレール大手のハーフェレジャパンにフルスライドレールのメンテナンス方法について問い合わせてみました。

まず質問したのが、このグリススプレーで問題ないかということ。回答はズバリ、問題ないということでした。さらに「シリコン系は絶対に使わないでください!」と教えてくれました。シリコン系はグリスを溶かしてしまうそうです。チューブタイプのシリコン系グリスももちろんNG。

また、メンテナンスの頻度についても聞いたところ、これは非常に難しいところだということです。あまり頻繁にグリスアップし過ぎるとベタベタになってホコリを呼びやすく、かえってスライドレールをダメにしてしまうそうです。ホコリはスライドレールにとって大敵。ベアリングの状態を見て、乾きすぎず余分なグリスが付きすぎないように注意したほうが良さそうです。

 

ベアリングにグリスを注入

ベアリングにグリスを注入

ハーフェレジャパンに100点満点の回答をいただいて安心し、早速フルスライドレールのベアリングのグリスアップを開始します。余分なグリスが付きすぎないようにベアリングのボールめがけてピンポイントでグリスを注入していきます。

 

最初は液体だがすぐにベトッとしたグリスに

最初は液体だがすぐにベトッとしたグリスになる

グリススプレーで注入すると最初はサラッとした液体で、これじゃあ「KURE5-56」と変わらないんじゃないかと少し心配になりましたが、すぐにベトッとしたグリスらしい感じになっていきました。これならOKですね。

本来ならホコリは先に除去しておくべきでしたが、つい横着してしまって、あとでホコリと余分なグリスを取り除きました。どうしても木部にグリスが飛び散ってしまうので、周りは新聞紙などで養生しておいたほうが良いですね。

 

こうして計12本のフルスライドレールのグリスアップが無事に完了。見違えるほどに引出しの開閉がスムーズになるかと思いきや、特に変化は感じられませんでした(苦笑)ボールが1個飛び出したフルスライドレールですら変化は感じられませんでしたが、やっぱり数年に1度くらいはホコリを取り除いたりグリスアップを検討したほうが良いのでしょうね。

そうでなければ突然、復旧不可能な状態になってしまい、フルスライドレールの交換が必要になってしまいます。そうするとサイズの合ったフルスライドレールを見つけるのは大変です。スライドレールだけに、その状況はツライど~!?

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