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収納マンこと、TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王 芝谷浩のブログ。部屋別・モノ別収納法、オススメ収納グッズ・家具、主夫の家事にまつわる話などを紹介します。

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価格帯で比べてみる、桐タンスの選び方

      2016/05/05

お片づけブログメディア”cataso(カタソ)”に収納マンの新しい記事が公開されましたのでお知らせします。

”思い出を大切に残したい!「桐箱」を活用した保管方法”

 

今回の記事は桐でできた衣装入れについてでしたが、桐タンスについては以前にも説明しましたね。桐を使った家具であれば湿気が防げるわけではなく、基本的には良質の桐を使った品質の高い家具でなければ調湿効果は期待できません。

【関連】桐タンスならカビが生えない!?誤解の多い洋服の湿気・カビ対策

良質の桐は汗を一滴たらすだけでパアッと紫色に変色します。また長年使用していると褐色になっていきます。そんな良質な桐を使ったタンスは1竿で車1台が買えるくらいの値段になり、一式揃えると下手すりゃ家が1軒買えるくらいの値段になります。

褐色になった古い桐タンスを再生する(「あらい」と言います)には1竿で10万円以上かかることが一般的ですが、元の値段がそれだけ高価であればむしろ安いくらいと言えるでしょう。

しかしまあ、桐タンスってどうしてそんなに高価なんでしょう?多くの方がただボッタくってるんじゃないかと思われていると思います。というわけで今回は、価格帯別に桐タンスを見ていきましょう。

 

3万円クラス=道具としては必要十分

上写真はニトリで販売されている税込30,755円の桐タンスです。かたや車1台相当の価格なのに、この桐タンスはママチャリ1台くらいの価格で買うことができるわけですね。

でもニトリだからって決して良くないわけではありません。この仕様なら5万円と言っても通用するレベルだと私は思います。引出しの作りはやや甘さがありますけど、引出し内部材は四方囲い構造(箱組構造)と言って、内箱に前板を付けた丈夫な構造になっています。また引出しの底板は9mm厚で洋服を収めるには十分な強度です。さらに下2段の引出しはフルスライドレール。これらのポイントが3万円くらいにしては十分と言える所以です。

 

5万円クラス=本格的な雰囲気が出てくる

上写真は桐タンスを専門に扱う家具店のもので税込49,464円。前述のニトリのタンスだとおそらく引出しと引出しの間には桟が通っているだけですが、こちらは板が渡してあるオープンラックのような構造で、総地板構造(そうじいたこうぞう)と言います。丈夫だし、洋服が桟に巻き込まれて傷む心配もありません。

引出しの底板には楠が使われており、防虫効果が期待できます。引出しにはスライドレールが付いていませんが、それでも割りとスムーズに引出しが開閉できるような精度で作られているものと思われます。スライドレールが付いているタンスは安物で、ちゃんとした整理タンスにはスライドレールなど付いていないものなのです。

ちなみにこちらはキャスター付きとなっています。クローゼットに収められるようにとのことですが、桐は調湿効果だけでなく軽くできることもメリットなのです。そういった桐の特性をよく理解して作られており、この仕様にしては随分と安いと感じるくらいです。ちなみにタンスは組立式ではない限り、一般的にはどんな安物でもほとんど国産品です。

 

10万円クラス=装飾性が高くなり品質もアップ

上写真も桐タンスを専門に扱う家具店のもので税込120,744円。表面は「うづくり」と言って木目を浮き立たせており、見た目に高級感があるだけでなく汚れも付きにくくなっています。また、金メッキの持ち手が付いており、立派に見えるだけでなく使い勝手の面でもよろしいでしょう。

この商品に関しては細部のディテールが詳しく紹介されていませんが、このクラスになると引出内部材が四方囲い構造でなくなることがよくあります。より上質の材質が使われ、組み立ての精度も上がるため、むしろシンプルな構造のほうが精度が狂わなくて良いのです。

 

これ以上のクラスとなると、なおさら見た目での違いがなくなっていきます。特上の桐材が使われ、職人のレベルが上がっていく感じです。強いて違いを見分ける方法を挙げるならば、家具屋の店員がおもむろに白手袋を取り出し、絶対に素手で触らないということです。素手で触ったが最後、手の跡が残るのです(だから取っ手の金具が必要になるとも言えます)。

それにしてもこうやって見ていくと、一昔前に比べるとタンスはどんどん安くなっているような気がしますね。昔の3万円クラスと言えば、引出しの前板は合板やラバーウッドが主流でしたし、フルスライドレールが付いたものなんてなかったですから。また、家具屋に行っても普通に100万円以上するものを見ることができましたが、最近はめっきり見なくなりましたもんねー。

いやはや、日本の伝統的なタンス屋は本当に大変ですね。何とか頑張って欲しいものです。

 

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 - 収納グッズ・家具, 選び方, ウォークインクローゼット ,

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