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やっぱりマンションは収納に不満が多い?昨年度リフォームの半数以上が収納を改善

      2017/11/18

リフォーム・イメージ

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が公表した「平成26年度第12回住宅リフォーム実例調査報告書」によると、昨年度、マンションをリフォームした人の半数以上(53.7%)が収納の改善をしたということです。一方で戸建ての場合は約3割に留まっています

 

リフォーム工事の内容ランキング

マンションの場合

  1. 住宅設備の変更 90.2%(前年 86.6%)
  2. 内装変更 87.1%(前年 87.4%)
  3. 室内建具の変更 54.7%(前年 49.5%)
  4. 収納スペースの改善 53.7%(前年 51.3%)
  5. 間取りの変更 52.3%(前年 45.8%)
  6. 冷暖房・給湯設備等 32.8%(前年 33.2%)
  7. 居室用途の変更 26.1%(前年 20.9%)
  8. 段差解消、手すり設置 26.1%(前年 24.5%)
  9. 窓ガラス・サッシ等の改良 16.0%(前年 14.4%)
  10. 防音工事 3.5%(前年 4.3%)

戸建ての場合

  1. 住宅設備の変更 68.2%(前年 72.4%)
  2. 内装変更 66.7%(前年 72.0%)
  3. 外装の変更 49.9%(前年 46.9%)
  4. 間取りの変更 41.6%(前年 45.5%)
  5. 窓ガラス・サッシ等の改良 36.3%(前年 39.2%)
  6. 室内建具の変更 35.7%(前年 38.9%)
  7. 段差解消、手すり設置 33.0%(前年 38.7%)
  8. 冷暖房・給湯設備等 31.2%(前年 34.4%)
  9. 収納スペースの改善 30.7%(前年 34.1%)
  10. 居室用途の変更 25.3%(前年 26.9%)

出典:平成26年度第12回 住宅リフォーム実例調査報告書(4ページ目)、複数回答

この結果だけを見ると、「マンションに住んでいる人は収納に不満が多く、そのため収納のリフォームをした人が多かった」と考えられるかもしれません。しかしよく見ると必ずしもそうとは言えない可能性があります。

戸建ての場合はマンションの場合にはない「外装の変更」という項目が3番目にあり、実に約5割を占めています。言うまでもなくマンションの場合は個人が外装の変更をおこなうことはありませんが、戸建ての場合は個人の責任でこれをおこなう必要があります。同様に、「窓ガラス・サッシ等の改良」をマンション住人が個人でおこなうことは少ないですが、戸建ての場合はそれが可能なため倍以上の比率となっています。

総じて、マンションのリフォームの場合は上位10位のうち5位までに集中しており、戸建ての場合は内容が分散していることが見て取れます。つまり、マンションは収納のリフォームの必要性が高いというわけではなく、戸建てのほうがメンテナンスが必要な箇所が多いためリフォームの内容が分散化していると言ったほうが正しい解釈なのではないかと思います。ちなみに調査対象とした住宅は、戸建て1,129 件(79.2%)、マンション287 件(20.1%)で、この数字だけ見るとそもそも戸建てのほうがリフォームの必要性が高かったと言うこともできます。



リフォーム工事の目的ランキング

マンションの場合

  1. 使い勝手の改善等 80.8%(前年 80.1%)
  2. 住宅・設備の老朽化 72.5%(前年 68.2%)
  3. 高齢対応 24.7%(前年 20.6%)
  4. 省エネ・冷暖房効率向上 17.1%(前年 21.3%)
  5. 中古住宅の購入 17.1%(前年 21.3%)
  6. 子供の成長・世帯人員の変更17.1%(前年16.6%)
  7. 健康増進や病気予防に配慮 3.8%(前年 2.9%)
  8. 空き家の活用 3.8%(前年 5.8%)
  9. 相続等による所有者の入替り 2.1%(前年 0.7%)
  10. 他の世帯との同居への対応 1.7%(前年 0.7%)
  11. 防犯性能の向上 1.4%(前年 2.2%)

戸建ての場合

  1. 住宅・設備の老朽化 59.5%(前年 60.6%)
  2. 使い勝手の改善等 56.9%(前年 65.7%)
  3. 高齢対応 34.4%(前年 37.6%)
  4. 省エネ・冷暖房効率向上 32.9%(前年 36.9%)
  5. 耐久性の向上 32.2%(前年 33.9%)
  6. 安全性の向上 20.1%(前年 23.2%)
  7. 子供の成長・世帯人員の変更12.8%(前年14.8%)
  8. 他の世帯との同居への対応 11.0%(前年 10.5%)
  9. 健康増進や病気予防に配慮 9.1%(前年 8.0%)
  10. 防犯性能の向上 6.9%(前年 8.5%)
  11. 中古住宅の購入 5.9%(前年 4.5%)
  12. 相続等による所有者の入替り 1.9%(前年 2.3%)
  13. 空き家の活用 1.6%(前年 2.1%)

出典:平成26年度第12回 住宅リフォーム実例調査報告書(9ページ目)、複数回答

一方で「リフォーム工事の目的」についてそれぞれを比べてみると、マンション、戸建てともに「使い勝手の改善等」と「住宅・設備の老朽化」の2項目が多いのですが、マンションの場合はその2項目が飛び抜けて多い一方、戸建ての場合はそれ以外の割合も多いうえに項目数も多いことが分かります。「心配事の多い戸建て、余裕のあるマンション」と見ることもできそうです。

 

以上、「リフォーム工事の内容」と「リフォーム工事の目的」を総合して見ると、やはりマンションでは収納に不満が多くて必要に駆られてリフォームしているというわけではなく、もっと生活環境を良くしたいというニーズから収納のリフォームをしていると捉えたほうが自然ではないかと思います。対して戸建ての場合は様々な観点からリフォームの必要に迫られる可能性が高く、収納まで手が回らないというのが実際のところではないでしょうか?

 - 住宅・リフォーム・引越し

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