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1mm単位でオーダーできる家具!?エフ・アイショップテンマの「ハコ工房」

近年、大洋の「エースラック」や白井産業の「スロフィー」、フジイの「すきまくん」のように、1cm単位でイージーオーダーできる収納家具が増えました。私が収納のプロとして独立した10年以上前は、オーダー家具は価格が高くて、仕方なくホームセンターで材料を揃えてこちらで作る機会も多かったのですが、最近は前述のようなイージーオーダー家具が増えたためにその必要もほとんどなくなりました。

とは言え、いずれも幅オーダーが主体で、あくまでもイージーオーダーの枠を出ることはありませんでした。そこへ登場したのが大阪のエフ・アイショップテンマの「ハコ工房」。なんと1mm単位でオーダーメイドしてくれるというのです。

 

1mm単位でオーダー家具!「ハコ工房」

エフ・アイショップテンマが運営する「ハコ工房」では、1mm単位でオーダー家具を作ってくれます。なのでカウンター下などのちょっとした隙間にもピッタリサイズの家具をハメ込むことができるのです。

ただ、ネット注文では珍しいとは言え、リアルでは1mm単位でのオーダー家具は別に珍しくはありません。1mm単位どころか、扉や金具などの仕様についても細かく注文できます。

その点、ハコ工房で扱っているのは現在のところカラーボックスのようなオープンボックスのみ(要望に応じて別途承るというかたち)。それでいて価格は結構お高め。3段カラーボックス同等のサイズのオープンボックスひとつ作るのに、26,640円(税込)もかかってしまいます。



気軽に頼みやすいというのが一番のポイントか

ハコ工房のオープンボックスは、カラーボックスとは異なり表面材はポリ合板で、比較的キズのつきにくい素材となっています。また、カラーは木目を含めた全16色対応ですから、インテリアに合わせた満足度の高いものに仕上がることでしょう。しかしハッキリ言って、ハコ工房のオーダーボックスはコストパフォーマンスで見れば良いとは言えません。

じゃあハコ工房のオーダー家具はネットで気軽に発注できることだけが取り柄かというと、そうではないと思います。私自身、あちこちに家具をオーダーする機会がありますが、これがなかなか大変な作業なのです。

まず、オーダー家具の依頼を持ち込むと、非常に面倒臭そうにされることが多いのです。ちゃんとした図面を持ち込んでも、仕様を細かく指定しても、なかなかうまく伝わりません。オーダー家具を扱っているところで小口に対応しているところはごくわずかで、ほとんどは業務用の大口ばかりを相手にしているからです。

そんなわけで最近は、一般ユーザー専門に相手をしているオーダー家具屋に発注するようにしています。ただこれが全国にあるかというとそうでもありません。やはりオーダー家具を扱っているところのほとんどは業務用が主体なのです。

その点、ハコ工房なら頼みやすそうです。これは些細なことのようで、大きな違いだと思います。

 

現代は多様化の時代。家具のお医者さんでもあった町のタンス屋が消えていく中、ハコ工房のようなネット販売形式のオーダー家具店はこれからますます増えていくのかもしれません。

 

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