密閉容器は大きさや形が揃っていれば、使っていないときに重ねてコンパクトに収納することができます。しかし、ひとたび乾物などを収めると、入れ子にして収納するわけにはいかず、かさばってしまいます。
「あともうちょっと」な量になったときは、じれったいですよねー。乾物などを保存しているというよりは、ほとんど空気ですから。場所を取って仕方ないわけです。
しかし、そんな密閉容器の常識を覆すような商品が登場しました。蛇腹や圧縮パックではありません。「へー!そんなんできるんですか!」と驚かずにいられない構造の商品です。
アジャスタブルコンテナBotto(ボット)

出典:Makuake(以下同)
それが「アジャスタブルコンテナBotto(ボット)」という商品。現在、Makuake(マクアケ)にてクラウドファンディングを実施中で、まだ一般販売はされていません。
それはさておき、こちらのボットは商品名の通り、高さを調節可能な保存容器なんです。上写真のように最小470mlから最大960mlまで約2倍に容量を増やすことができるのですね。
しかも、縮めるときには空気を押し出すので気密性が高いというメリットも。真空容器とは言えないでしょうけど、密閉性は高いのではないでしょうか。
簡単!ボットの使い方
アジャスタブルコンテナ・ボットの使い方は簡単です。容器に食品などを入れてフタを閉めたら、あとはググっと下に押すだけ。それだけで中の空気が押し出され、容器の大きさをコンパクトにすることができます。
収納スペースの節約に効果あり
アジャスタブルコンテナ・ボットを使えば、ご覧の通りスペースを節約して効率良く収納することができます。
ビフォアとアフターで入っているモノが違うじゃないかというツッコミはさておき(苦笑)、容器が伸縮自在なのですから当然そのような効果が得られるのは間違いないでしょう。
価格が高い!
伸縮自在で気密性が高く、しかもシンプルでオシャレっぽくて素敵なボットですが、弱点がないわけではありません。それは価格が高いこと。小売希望価格は税別2890円を予定しているということです。
どちらかというと高級な部類のOXO(オクソー)の密閉容器でも1,000円台からですからね。実際に販売が開始されればもうちょっと手が届きやすい値段になってくるかもしれませんけど、1つ3,000円もする密閉容器を複数買うというのはちょっと厳しいと感じます。
あと、これって洗いにくいんじゃないかと心配になります。また、耐久性もいかほどかと思います。バルブの部分はゴムっぽい素材なので経年劣化があると思うのですが、さてどうでしょう。
そもそも我が家では乾物などの保管に密閉容器を使いません。鰹節など乾燥させておきたいものは冷蔵庫の中に置いているからです。
仮に乾物を冷蔵庫以外で保管するとしたら、こんな高価な密閉容器よりも密閉保存袋を使うと思います。袋なら当然ながら伸縮自在ですし、洗いやすく、破れても低コストです。ですので冷静に考えれば、こんな高価な密閉容器は必要ありません。
でもお料理が好きな人なら、やっぱり密閉保存袋より密閉容器のほうが良いのでしょうか。中身を出しやすいし、見た目も美しいですからね。
つまるところこれを実際に買う人は、相当のこだわりがある人ということでしょう。
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