わたくし収納マンは子供がまだ小さかった頃、寝室のレイアウトに悩んでいました。
まだ長女1人だった頃は、ダブルベッドで子供を挟んで川の字で寝れば良かったのです。また、長男が生まれてすぐはベビーベッドに寝かせて残り3人はダブルベッドで何とか寝れていました。しかし、さすがに子供2人が成長してくると無理が出てきて、私だけ別の部屋や寝室の隅に布団を敷いて寝る羽目になったのです。
そこで、ダブルベッドと壁のすき間にビールケースを並べて、そこに布団を敷こうかなどと考えたこともあります。でも、もしそのときに今回ご紹介する商品があれば、私は飛びついていたかもしれません。
ベルメゾン・形を変えられるすのこベッド
ベルメゾンの「形を変えられるすのこベッド」は4つのブロックに分かれていて、大きめの押入れ用衣装ケースが4つ並んだような構造です。1ブロックのサイズは970×500×300mmで、高さ220mmまでの押入れ用衣装ケースが入るようにオープンになっています。
子供サイズに縮められる
ブロックを1つ立ててヘッドボードのようにすれば、子供サイズのベッドになります。
ソファにも変形可能
ソファのように組み替えてしまうこともできます。ソファベッドというもの自体は昔からありますけど、この仕組みは斬新ですね。
ダイニングセットにもなる
さらに、ダイニングセットのようにしてしまうこともできます。上写真の組み合わせだと、テーブルの高さは500mm、座面の高さは300mmですから、より正確に言えばリビングダイニングセットですね。
ほかにも、以前に私が計画したようにダブルベッドと壁のすき間に置いてベッドを拡張したり、様々なライフスタイルの変化に合わせて使うことができそうです。
1/8サイズのブロックもあれば良かった
ただ、この商品がちょっと残念なのは、微妙なサイズのアレンジができないというところです。もしこのベッドが通常のベッドを単純に4分割したのではなく、1/4が3つ、1/8が2つという構成だったら、もっといろんな使い方ができたのではないかと思います。
たとえば、1/8を1つ外せば1750mmのベッドにすることができて、従来は存在しなかったサイズのベッドを作ることができます。ソファに組み替えるにしても、1/8を肘置きのようにして使うことができるはずです。
また、1/8は970×250×300mmというサイズになりますから、開口部の向きを変えることで本棚として使うことも可能になります。余ったブロックを収納家具代わりに使えれば、より自然なかたちでインテリアに溶け込ますことができます。さらに、1/8ならコンパクトですから移動も楽です。
以上のように、ちょっとツメが甘かったという感じもありますが、コンセプトとしては実に素晴らしい商品だと思います。同じようなことは樹脂畳ユニットボックスでもできるとは言え、ベッドとしての用途を前面に打ち出した意義は大きいのではないでしょうか。
ましてや、樹脂畳ユニットボックスは平置きするしか能がないのに対し、このすのこベッドは横向きにすることもできるからこそ、ソファやダイニングセットに仕立て上げることも可能なのです。実に良くできていると思います。
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