「片づかない原因」を考えるなんてネガティブ!?その重要性を解説

オトコたちの家事を楽しくするwebマガジン「家men」に、収納マンの記事が掲載されました。第2弾となる今回は片づけの基本中の基本の話です。

家庭の片づけの悩みをズバッと解決する“収納マン”が、スッキリした部屋をキープするための収納の基本を伝授! まず第1回は、部屋がなかなか片づかない原因を解明しながら、“我が家の片づけ改革”の始め方をご提案します。

この内容は私が普段セミナーでお話しする約60分間の内容を思いっきり圧縮したものです。そのため、ちょっと抽象的で分かりにくいところがあると思いますが、とても重要なことばかりです。

  • インテリアのことは片づけてから考えよう
  • 片づけ始める前に「片づかない原因」を考えよう
  • 「片づかない原因」を分析して対策を考えよう
  • 片づけはまず自分のテリトリーから始めよう

中でも重要なのは「片づかない原因」を考えるということです。しかし一方で、「原因なんて考えても仕方ないから、目標となるイメージをしっかり持つことのほうが大事なのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。

その人、その状況によっては、目標を重視したほうが良い場合もあること自体は否定しません。ですが、原因を考えずしてただ片づけを進めれば良いというわけでもないこともやはり事実なのです。

「片づかない原因」を考えることの重要性

片づかない原因」を考える

片づけから「原因論」を廃して「目的論」だけで語ることは愚かだということは、以前にもお伝えした通りです。過去のことは忘れてポジティブに行こうというのは、生き方だけを語る上では良いことかもしれませんが、こと片づけに関してもそれを当てはめるというのはやはり無理があります。

前回はベストセラーとなった『嫌われる勇気』の冒頭部分を引用しました。片づけをするうえでアドラー心理学はきっと役に立ちます。『嫌われる...

もう少し具体的にイメージを持ってもらえるように例を挙げましょう。片づけないといけない状況のときに「片づかない原因」を考えることなく、理想的なイメージだけを持ったらどうなるか。

リビングダイニングにはダイニングセットとリビングセット、あとは観葉植物や照明器具などを置いて、スッキリした感じにしたいとします。もちろん収納家具は置かないわけではなく、部屋に圧迫感を与えない程度に配置することにしましょう。

しかし、現状が圧迫感を感じるほどに収納家具を置いているなら、それをどこか別の部屋に移動しなくてはなりません。仮にそれができたとしても、必要なモノがある度に部屋を移動して取りに行かなくてはなりません。

結果的に、一旦は片づいてもまた散らかった状態に陥りやすくなります。そんな風に考えること自体がネガティブかもしれませんが(苦笑)、今までのことを無視してポジティブ思考だけで片づけるのは難しいということもやはり事実なのです。



「自分を知る」ということがまず大切

そのように申し上げても、「いや、スッキリ片づいたら習慣を改める!」とおっしゃる方もいます。でもそれだったら、別に今すぐにでも習慣を改めれば良いわけです。ソファーの上に脱ぎっぱなしにしていた洋服をクローゼットにしまうようにするだけでも、少しは片づいて見えるはずです。

逆説的かもしれませんが、片づけにポジティブ思考や目的論を持ち出す人は、どうも過去や現在をネガティブなものと捉えてしまっていることが多いように思います。しかし、自分自身を含めて物事にはすべて良い面と悪い面があります。過去や現在は決して悪いことばかりではないし、明るいはずの未来も良いことばかりではありません。

一方で、「片づかない原因」を考えると、どんなモノをどれくらい持っているか、住まいの問題はどこにあるのかに加えて、自分自身や家族の良い部分と悪い部分を改めて見つめ直すことができます。ネガティブに捉えれば「旦那が家事を手伝わないから片づかない」ということも、その原因を突き詰めれば「旦那が休むことなく働き続けるから経済的に成り立っている」という良い面にも改めて気づくことができます。

また、押入れの奥から「いつかやりたいと思っていたこと」を発見することもあります。片づけようと前を向いて突き進むだけでは、こういう発見はありません。

繰り返しになりますが、「片づかない原因」を考えるというのは決してネガティブなことではなく、自分自身や家族のことを再認識するうえでとても大切なことなのです。

以上、久しぶりに「片づかない原因」の重要性について力説させていただきました(笑)

それでも、「考えるのは苦手!」とおっしゃる方がいるかもしれません。でも、片づかない原因は、人、モノ、場所の3つしかないんです。すべて特定できなくても、ひとつ特定できるだけで、対策は立てやすくなるはずです。

片づかない原因は、通勤中の電車の中でも、職場での休憩中でも考えることができます。理想的なイメージを掴むためにはたくさんの資料が必要かもしれませんが、現在の住まいの状況は簡単に頭の中に浮かぶはずです。

そういう面でも、片づかない原因から考えていくことはオススメです。

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