ライフハッカーに素晴らしい記事がありましたのでシェアしたいと思います。
習慣を変えるには小さな変化から始めた方がいい。その納得の理由
内なる原始人に勝とうとするのではなく、協同した方がいいのです。人間は、決まっている行動を劇的に変えることはなかなかできませんが、それは内なる原始人が変化をストレスだと見なしているので、間違った方法です。(中略)内なる原始人に気付かれないように、少しずつ修正するようにしましょう。ストレス反応が起こらない程度の変化にします。ポイントは「こんなの簡単過ぎてバカみたい!」と思うくらいの変化です。そうすれば、長期間その変化を続けることができます。
引用:ライフハッカー
片づけはいきなり大きな成果は期待できないがダイエットよりはすぐに成果が出る
ライフハッカーの記事では、「いきなり大きく習慣を変えようとするのではなく、馬鹿馬鹿しいと思えるくらい小さなことから習慣を変えるようにしよう。そのほうが人間の持つ本能的な部分に逆らうことなく、長続きさせることができる」と主張しています。この主張はまったくその通りで、片づけでも同じことが言えます。いきなり大きな変化を望むと、考えないといけないことが多すぎてイヤになってしまいますし、仮に達成したとしても家族から評価されるどころか反発を生む危険すらあります。ですから片づけはひとつひとつのモノと向き合い、着実に進めていくことが望ましいのです。
「ひとつずつ」、「着実に」と言うと地道すぎてやる気すらなくなってしまうかもしれませんが、そんな風に思う必要はありません。たとえば一日絶食しても、朝から晩まで運動してもダイエットの成果はすぐには出ませんが、一日キッチンを片づければ必ず目に見える成果は出ます。しかも家族の反発を招くことはほとんどありませんし、最初から評価されることを期待していないのでガッカリさせられることもありません。
内なる原始人と協同するには「快楽」を感じたほうが良い
ライフハッカーの記事はすべて正しいのですが、とても重要なところに言及されていません。それは内なる原始人と協同するには「快楽」を感じたほうが良いということです。
記事の中にもあるように、小さなことから始めても長続きしなければ習慣を変えることはできません。人間の脳は意味がないことを好まないため、小さなことから始めても成果が感じ取れなければ長続きしません。キツイ仕事でも給料その他のインセンティブがあればこそ耐えられるのであって、何もインセンティブがなければ頑張れないのと同様です。
片づけの場合、リビングなど家族共有のスペースから始めると、評価されるどころか反発を招く場合があります。一方でキッチンから片づけ始めた場合はそういう可能性が低いだけでなく、成果をすぐに体感することが可能です。元の状況にもよりますが、料理を作る時間や労力を大幅に削減することができるのです。
またこれは言うまでもなく快楽であり、人間は快楽を得るために時間や労力を惜しまないため、もっと片づけたくなります。小さなこと(=キッチンから片づけること)から変えることで小さな成功を経験し、習慣と家全体を変えることができるのです。
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