「食器洗い乾燥機」と「ため池」の意外な関係~食洗機は「時短」よりも「節水」が支持されている?

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前回は我が家の食器洗い乾燥機を買い替えたお話をしましたが、実は食器洗い乾燥機の普及率は西日本が高いのです。先日発表されたパナソニックと三菱総研によるレポートでも、総務省統計局による「平成21年(2009年)全国消費実態調査」でも、ほとんど同じような結果が出ています。

全国「食器洗い乾燥機」普及率出典:パナソニック

食器洗い機の所有数量は西日本で多い出典:総務省統計局

 

「食器洗い乾燥機」と「ため池」の意外な関係

パナソニックと三菱総研によるレポートでも、「平成21年(2009年)全国消費実態調査」でも、西日本で食器洗い乾燥機の普及率が高いことは明らかですが、パナソニックによるレポートでは調査の結果を踏まえて専門家の話として以下のような理由が挙げられています。

  • 県民性も“西高東低”?新しいもの好き&買い物上手な“西”エリア
  • 言いたくても言い出せない…人の目が気になる“東”エリア

引用:Yahoo!ニュース

 

個人的には、あちこちの都道府県でよく言われる「新しもの好き」という県民性はちょっとどうなんだろうと思うんですが(苦笑)、それよりも下図をご覧ください。

全国のため池分布状況出典:農林水産省

この図は「全国のため池分布状況」です。日本では古代より西日本で稲作が普及したうえに、瀬戸内海沿岸部では年間降水量が全国平均よりもかなり低いので、近畿・中国・四国地方ではため池が多いのです。それにしても、「ため池」の数と「食器洗い乾燥機」の普及率があまりにも関係性が深いように思えるのは私だけでしょうか?

ため池消費実態調査パナ調査
1兵庫広島奈良
2広島和歌山香川
3香川岡山広島
4大阪滋賀山口
5山口奈良石川
6岡山愛媛岡山
7宮城三重徳島
8新潟兵庫兵庫
9奈良島根京都
10和歌山愛知愛知

 

食洗機は「時短」よりもむしろ「節水」なのでは?

「ため池」と「食器洗い乾燥機」の関係を見えると、「ため池」トップ10入りを果たした宮城県と新潟県では「食器洗い乾燥機」の普及率が低く、必ずしも一致しているとは言えない部分もありますが、十分に関係性が深いと私は見ています。(ちなみに、都道府県別の年間降水量とため池の数や食洗機の普及率には関連性は見られません。)

私自身、食洗機を使わずに食器や鍋を洗うとき、つまり手洗いの場合、水をすごく大量に使っているように思うのです。その点、食器洗い機で使う水の量は大変少ないです。洗い桶に水を張って洗うよりも確実に節水できます。

一方で、ため池は特に降水量の少ない地域において農業用水として活用されています。ため池の多い地域では、ため池の水がなくなることは農業ができなくなることを意味し、死活問題となるのです。

私の推測ですが、「ため池」が多い地域の人は日頃から水の大切さを意識しており、食洗機を使うことが節水に役立つことを身に染みて感じているのではないでしょうか?もしくは、食洗機が節水に繋がるということを行政が積極的にアピールしているのかもしれません。そしてこれは意識しているというよりもむしろ無意識、DNAに刻まれたものではないかと感じます。



食洗機なら「節水」できて「節約」もできる!

先日、我が家が購入したパナソニックの食器洗い乾燥機NP-TR8-W の場合、エコナビ運転で使用する水の量は約8.8リットルです。これはキッチンのシンクで使用する洗い桶1杯分程度に相当します。普通、手洗いでこの程度の量の水で家族の食器を全部洗ってすすぎまでするのはなかなか難しいですよね。

家事にはある程度、節約が求められます。しかし、節約しようとすればするほど家事の仕組みは複雑になっていきます。つまらないモノが捨てられなくなったり、安いからといって消耗品を買いだめして片づかなくなったりします。

その点、食洗機は節約しつつも家事が合理化できます。パナソニックの説明によると、手洗いよりも(電気代を含めても)年間で約22,000円節約できるそうです。一方で食洗機を6万円で購入して10年間使用した場合、年間のコストは6,000円です。差し引き年間16,000円も節約できるのです。話半分としても年間で8,000円ですか。それで食器洗いの手間も時間も省けるのですから、こんなに素晴らしいものはありません!

 

東日本の皆様、食洗機をお使いでない皆様、食洗機はエコロジー&エコノミーで、ストレスフリーで時間もフリーになる素晴らしい家電です。さすがにワンルームマンションに置くのは難しいと思いますけど、頑張ってスペースを確保して置く価値はあります。食洗機を置く場所を確保するために片づけを頑張ってみるというのも良いのではないでしょうか?

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