ダスキンが全国の20歳以上の男女計4,160人を対象に2016年末の大掃除の実態をインターネット調査した「第13回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査」の結果を公表しました。
この調査は2005年から始まり、今回で13回目を迎えるもので、信頼性の高いレポートと言えるでしょう。
2016年末の大掃除実施率は54.6%
出典:PR TIMES(以下同)
今回の調査の結果、2016年末の大掃除実施率は54.6%となり、調査開始以来もっとも低い実施率となりました。
もっとも、2008年末から2009年末にかけては調査対象者数が大きく減っており、調査方法も変わっていると思われます。2009年末から2016年末にかけては概ね55~60%の間で推移しており、まだまだ世の中の半数強の方は大掃除を実施しているとも言えるでしょう。
大掃除実施率は30代がもっとも高い
年代別に見ると、男女ともに30代の大掃除の実施率がもっとも高くなっています。また、それ以降は年代が上がるにつれて減少傾向であることが分かります。
やはり、小さい子供がいると家の中が汚れることが多いうえに、衛生面で気を配る必要が高いからでしょうか。逆に、子供が成長するにつれて家の中が汚れる機会が少なくなったり、子育てから解放されることで大掃除ではなくマメに掃除する方向にシフト可能なのかもしれません。
一方で、子供が独立して家を出た途端に片づけたり掃除をしたりするモチベーションが下がってしまうという話もよく聞きます。体力の衰えという問題もありますし、事情はご家庭によって異なるところが多いでしょう。
もっとも精力的に掃除したのは「レンジフード・換気扇」
2016年末の大掃除でもっとも精力的に掃除した場所は「レンジフード・換気扇」。以下、「窓・網戸」、「キッチン(レンジフード・換気扇は除く)」、「リビングダイニング(エアコンは除く)」、「浴室」と続きました。
レンジフードや換気扇は毎日使うことで汚れやすく、また毎日使うからこそ汚れが気になるのでしょう。
最も汚れが落ちにくかったのも「レンジフード・換気扇」
こちらは先の調査結果と似ているように見えるデータですが、先の項目が「もっとも掃除を頑張ったところ」、こちらは「もっとも苦労したところ」と捉えると良いのでしょうか。
こちらもやはり「レンジフード・換気扇」が一番多く、汚れを落とすのに苦労した様子がうかがえます。それ以降は、「キッチン(レンジフード・換気扇は除く)」、「浴室」、「窓・網戸」、「リビングダイニング(エアコンは除く)」と続き、前の項目と大きくは変わりません。
ちなみに、レンジフードや換気扇を掃除するにはオレンジオイル配合の洗剤を使うのがもっとも効果的だと私は思います。普通のキッチン用洗剤を使うよりも簡単にギトギト油が落とせますので非常に楽です。ただし、同様の安いオレンジ洗剤はオレンジオイルの配合率が少なく、ほとんど効果を実感できません。
もっとも汚れが落ちなかったのは「浴室」
上表は「苦戦し、汚れが落ちなかった割合が高かった場所」の調査結果の上位5カ所を示しています。全項と前々項のデータと並べるとどのように解釈すれば難しいところなのですが、つまるところは「頑張ったけど結局汚れが落ちなかった場所」と捉えるのが妥当かと思います。逆に言うと、前項の「レンジフード・換気扇」などは苦労したけど、なんとか汚れは落とせたということなのでしょう。
ともあれ、苦戦した挙句、汚れが落ちなかった割合がもっとも高かったのは「浴室」となりました。これはちょっと分かるような気がします。お風呂洗いって、結構力がいるんですよね。
我が家でも妻がやると落ちない汚れも私がやると落とせることが多いので、男性の力を活用するのが効果的かと思います。なかなか、お風呂洗い洗剤のCMのようにはいきませんね(苦笑)
大掃除は早めに計画を立てて実施するのが吉
そんなわけで、大掃除をするなら早めに計画を立てて実施するのが吉と言えるでしょう。単に年末は忙しいからというだけではなく、夫婦で協力して進めたほうが効果的ですから、事前にスケジュールを確認しておいたほうが良いですよね。
また、計画はどうしても計画通りには進まないうえに、外回りの掃除は天候にも影響されます。私のように寒がりの人は、12月と言わず11月からでも取り組んだほうが良さそうです。
まだ10月に入ったばかりなので大掃除と言ってもピンと来ませんが、私も少しずつ家のあちこちを重点的に掃除したいと思います。
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