熊本地震から早くも1ヶ月が過ぎようとしていますが、現在も避難生活を余儀なくされている方がたくさんいらっしゃいます。私としましてはお亡くなりになった方のご冥福を祈るとともに、早く元通りの生活になることを祈るばかりです。
今回の熊本地震では、多くの家屋が倒壊しました。これほど大きな地震に見舞われると為す術もありません。とは言え、地震だけでなくどんな天変地異が起こるか誰にも分かりませんから、今回の災害を機にソフト、ハードともに、非常事態のための準備を再考された方も多いのではないかと思います。
しかし実際のところ、防災グッズを一通り揃えても置き場に困るものですよね。しまい込んでしまうと、いざというときに持ち出せません。かと言って手近に出して置くと見た目が気になるものです。
そういう実情を踏まえまして今回は、インテリア的に違和感のない「○○にもなる防災グッズ」を集めてみました。
パナソニック・無接点インテリアライト
まずはオーソドックスな感じのところから紹介して参りましょう。停電時に懐中電灯を点けようとしたら電池切れだったということはないですか。「しまった!電池探すから誰か懐中電灯持ってきてくれー」なんて笑い話にもなりません。
パナソニックの「無接点インテリアライトBG-KL01H-W」ならそんな心配はありません。充電式の懐中電灯として使え、普段はインテリアライトとして使うことができます。
停電時は自動で点灯。さらにスタンドから持ち上げるだけで懐中電灯がONになります。さらにバッテリーは充電式単3電池2本なので、充電池が切れたら乾電池で使うことも可能です。グッドデザイン賞受賞。
セイコークロック・懐中電灯にもなる電波時計
枕元に懐中電灯を置いておくと就寝中に何事かあっても安心です。でもむき出しの懐中電灯を枕元に置いておくのもムードがないですよね。
そんなときはセイコークロックの「懐中電灯にもなる電波時計SQ765W」。パッと見た目は普通のデジタル式電波時計というか目覚まし時計。いざというときには懐中電灯になるという優れものです。シンプルなデザインだからまったく違和感がないですよね。
なお電池は時計用とライト用で別れているので、懐中電灯として使った翌日に朝寝坊となる心配もありません。
クッションになる多目的シュラフ
我が家の子供たちは気分次第で寝床を変えます。キャンプ用の寝袋があるのでリビングでくるまって寝ていることも多いです(笑)でも寝袋ってかさばるし、いかにもアウトドア用って感じでインテリアには馴染みません。その点、「クッションになる多目的シュラフ」はクッションとしてソファーに置いておけば何の違和感もありません。
ソファーの上だけでなく車の中に常備しておいても良いですね。ファスナーを全開にして広げれば掛け布団代わりにもなりますし、避難所でラグ代わりに使っても良いでしょう。羽毛と違って丸洗いOKなのでメンテナンスも楽です。
タスカルフラワー・胡蝶蘭
観葉植物などの植木鉢に貴重品を隠すというのは古典的な方法ですが、「タスカルフラワー・胡蝶蘭」はなんと、植木鉢に防災グッズを忍ばせておくというものです。
植木鉢の部分にはバケツが2個重ねられており、さらにその中には複数の防災グッズが詰め込まれています。それだけでなく、2個のバケツは組み立てれば簡易トイレになるというから驚き!普段はインテリアに溶け込んで華を添えるだけでなく、光触媒の効果で消臭やシックハウスの原因となる物質の分解も期待できます。
しかし、有事の際にこんな植木鉢を背負って逃げたら近所の人に笑われそうですね(苦笑)
くまモンの非常持出しリュックセット
防災グッズが詰め込まれた「非常用」と書かれたリュックサックは分かりやすくて良いです。しかし部屋の目立つところにはあまり置きたくはないですよね。そんなときは、ただの「くまモン」のぬいぐるみにしか見えない「非常持出しリュックセット」はいかがでしょうか。
念のため確認したところ、こちらの「くまモンの非常持出しリュックセット」は熊本地震より以前に販売開始されたものでした。リュックには非常用とは書かれていませんが、くまモンの顔を見る度に身を引き締める思いができそうです。
ロゴス・LLL新ファミリー防災生活缶
個人的には、いくらインテリアに馴染むものとは言え、あまり中途半端なモノは置きたくないです。多少違和感があっても有事の際に本当に便利に使えるもののほうが良いと思います。
ロゴスの「LLL新ファミリー防災生活缶」は、普段はオイル缶のようなスツールとして使うことができ、缶の中に防災グッズが入っています。ちょっと目立つデザインですが、本気で使えそうな防災グッズが詰まってるのは良いですね。
ファイン・食器にもなる折り紙
インテリアに溶け込む防災グッズというのとはちょっと違いますが、これは便利だなと思いましたので最後に取り上げてみました。
ファインの「食器にもなる折り紙」はその名の通り、食器になる折り紙です。ストーンペーパーでできているので水に強く、水洗いして繰り返し使うことも可能。文字を書き込むことができるので誰の食器かも分かりやすいですし、コップにもお皿にも変幻自在です。
こんなにコンパクトなものなら防災セットに1つ忍ばせておくと良いですね。知らない間に子供が普通の折り紙と間違って使ってしまわないように注意しなければなりませんが(笑)
以上、7アイテムを紹介しましたが、いやはや色々あるものですねー。開発者の方々の自然災害に負けない強い意志を感じます。
天災は忘れた頃にやってきます。そしてそれは地震かもしれないし、水害や暴風雨かもしれません。家の中のどこにいるときにやってくるかも分かりません。外出中かもしれません。
モノの備えも大事ですが、やはり一番大事なのは心の準備でしょうか。かく言う私自身が気を付けなければと思っております。
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