「子供が片づけてくれない」という声はよく聞かれます。
カタログ通販のフェリシモが調査したところによると、「片づけるように促すと片づけだす」子供が43%、「片づけなさいと怒られたら片づけだす」子供が35%となったそうです。
出典:フェリシモ
我が家には中学1年生の娘と小学校4年生の息子がいますが、それぞれ性格が全然違って、片づけ方も異なります。
娘は基本的に自分の机から離れることがなく、机の上やオープンラックにモノを密集させており、手を伸ばせば全てのモノに手が届く状態です。レジ袋をオープンラックにぶら下げて、すぐにお菓子のゴミを捨てられる体制を作り上げているのを見たときにはさすがに苦笑いしましたが。
息子は自由人なので、家中を飛び回っています。だからと言ってオモチャを出しっぱなしにすることはなく、剣やゲーム機を持って移動します。机の上が散らかっていることもありますが、娘の机の上よりも整頓されていることのほうが多いくらいです。
このように、同じように育てているつもりでも、性格によって片づけ方は異なるものです。性格が違えば、当然その子に響く言葉や進め方というのも変わります。
我が家の場合は幸い、子供に何も言わなくても片づけてくれるわけですが、世間ではやはり何かしら声を掛けないと片づけてくれないということが多いのでしょう。
しかし、いちいち言うのは面倒ですし、怒るのはもっとイヤなものです。そんなときは、こういう方法も良いのかもしれません。
フェリシモ・TO DOマグネットの会
出典:フェリシモ
(以下同)
フェリシモの「リビングが片づく魔法の言葉がけ TO DOマグネットの会」は、いちいち子供に片づけなさいと言わなくても、子供が楽しみながら片づけてくれるようになるかもしれないツールです。
フェリシモの「TO DOマグネット」は「おもちゃをかたづけました」、「しゅくだいをかたづけました」などと「To Do(=やるべきこと)」が書かれたマグネットです。これをどのように使うのでしょうか。
片づけたらマグネットを移動
フェリシモの「To Doマグネット」は、たとえばオモチャを片づけたら、未完了のエリアから完了のエリアに貼り替えることで、「To Do」をチェックできるという仕組みです。上写真のように、冷蔵庫の上の扉から下の扉に貼りかえることでチェック完了としても良いですね。
いちいち紙にチェックを書く必要はなく、貼り替えるだけ。しかも、「To Do」なんて難しい概念を理解する必要はなく、ゲーム感覚で楽しんでできるというわけです。
黒板に色鉛筆で書き込むこともできる
黒い星形は表面が黒板になっているので、色鉛筆で書き込んだり消しゴムで消せるようになっています。オモチャや宿題以外のモノを書き込んでも良いですし、お子さんが自由に書き込むことで楽しいことだと印象付けてやるのも良いでしょう。
一方で、この仕組みはなかなか難しいところがあるようにも思います。まず、片づけが済んでマグネットを移動させたら、翌日までには未完了のエリアに戻す必要があります。それを怠るとチェックの機能を果たしません。
また、子供は基本的に飽きっぽいものです。親のほうも「ちゃんとマグネットを移動させてよ!」と言うことになれば本末転倒です。
こういう仕組み作りは簡単に導入できる半面、継続できないと意味がありません。価格もマグネット4つで税込1,404円と安くありませんから、個人的には100均のマグネットでトライしてみることから始めてみるのが良いのではないかと思います。
【関連記事】
コメント