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ルームコーディネート丸ごと家具が買える!通販サイト「Fim」が事前登録開始

ニトリはインテリアのイメージが湧きやすいようにルームコーディネートをしたことで成長したと言われています。しかし、これは正確な表現ではありません。ルームコーディネートはニトリ以外の家具屋もやっていたことで、強いて言えばニトリは他の家具店なら平場に並べるような安物の家具をルームコーディネートしたことが大きな特徴と言えます。

そのニトリは目下、31期連続増収増益を更新中で向かうところ敵なしの状態です。しかし、盛者必衰の哀れなりと言われるように、いつかは新興勢力にその成長を阻まれることでしょう。そして、それを成し遂げるのは奇しくもニトリの成長の原動力となったルームコーディネートの新しいかたちかもしれません。

 

家具通販サイト「Fim」

家具通販サイト「Fim」スクリーンショット

Fimスクリーンショット

このたび事前登録を開始した家具通販サイト「Fim」は、500種類以上のコーディネートされた家具のパッケージから誰でも手軽に家具を選ぶことができる家具通販サイトです。

「それって今までの家具通販サイトとどこが違うの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。まだ詳細が明らかになっていないので詳しいことは分かりませんが、Fimでは以下の3つの特徴を挙げています。



Fimの特徴

  1. 部屋の広さを明示したコーディネートプラン
  2. 予算5〜10万円
  3. 様々なテイスト別コーディネートプラン

従来のネットやカタログの通販でもインテリアのイメージが湧くようにコーディネートされていますが、広さがよく分からないことが多いです。その点、Fimでは「6畳で正方形の部屋」などという具合に部屋の広さを明示したうえでコーディネートを提示するということです。

また、予算は5〜10万円と低価格。ニトリが安物家具のルームコーディネートで成功したとすれば、価格が安いことは大きな魅力と言えます。

最後に、フェミニン、北欧ナチュラル、ホテル、ヴィンテージなどのテイストを明示したコーディネートを多数揃えるということです。家具を選ぶ際はそもそもイメージを口で表現できない方が多いですから、テイストが表示されていると分かりやすくて良いと思います。

 

Fimを利用するメリット

まだ事前登録を募集している段階で、現時点では絵に描いた餅の状態ですが、基本的にはFimの取り組みは良いと私は思います。洋服でもブティックの店員さんに全て決めてもらう人がいるように、家具もそういう選び方があっても良いと考えるからです。

また、これまでの家具通販ではコーディネート写真の中に、非売品が「参考商品」として写り込んでいることが多いです。そうすると、トータルコーディネートされているように見えてもユーザー側で再現できません。ですが、Fimが本当にトータルでパッケージしてくれればお部屋丸ごと家具を揃えることが可能になるはずです。

そもそも、家具メーカーというのは箱物系と脚物系に分かれており、基本的にトータルコーディネートが難しいところがあります。総合家具メーカーはどうしても高価格帯となり、価格を抑えようとすれば自分でコーディネートするしかなくなってしまうわけですね。

ちなみに、ニトリなら箱物も脚物も低価格でトータルコーディネートできますが、その体制が整ったのはまだ比較的最近の話です。

 

Fimについての懸念と課題

さすがに事前登録を募るくらいなので準備は着々と進んでいると思われますが、現時点ではFimについていくつかの不安要素もあります。

まず、Fimを運営する会社に家具業界での実績が見えないところです。家具業界が右肩下がりを続ける中で家具メーカーと取引きすることは以前に比べて容易になっているとは言え、相応のコネや信用がなければ扱える商品数は限られると思います。また、容易に取引に応じるメーカーの商品はユーザーにとって魅力が薄いものが多いので、どこまで魅力的な商品を取り揃えることができるかがまず最初の課題となるでしょう。

次に、インテリアコーディネートの難しさをどれだけ理解しているのかなという疑問があります。インテリアは単なる見た目だけで選べるものではありません。家族構成によって椅子の数は変わりますし、何をどれくらい収納するかという問題もあります。見た目だけのコーディネートならユーザーの心が動くことは少ないでしょう。

また、予算5〜10万円というのはユーザーにとっては魅力的と言える一方で、別にそこをターゲットにする必要はないのではないかと思います。その予算ではビジネスとして旨味がありませんし、価格が高くても構わないからもっと品質の良い家具が欲しいというユーザーだっているはずです。もっとも、現時点では安物家具メーカーとしか取引できなくて、結果的に低価格がウリになってしまっただけという話なのかもしれませんが。

 

後半ではちょっとネガティブなことを書いてしまいましたが、基本的には私はFimのビジネスモデルは可能性があると感じています。これまでの家具通販では1枚の写真に非売品が紛れ込んでいることが多々あるので、簡単にお部屋丸ごとコーディネートできる家具の買い方ができればと考える人は少なくないと考えられるからです。クッションやラグなど、小物やファブリックも一緒に買えたらなお良いでしょう。

家具業界では最近、サブスクリプション(月額利用)のビジネスモデルに注目が集まっていますが、それよりはFimのほうがよっぽど成功の確率が高いと思います。ただ、運営会社があまりにも業界に疎いことが最大の不安要素。もっとも、それは業界の常識に囚われないという強みでもありますから大いに期待したいところです。

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