最近、賃貸住宅にも最適な、貼って剥がせる壁紙が色んなメーカーから出てますよね。柄や質感も様々なものが選べるようになり、施工方法なども独自性が出てきました。
10年ほど前に、貼って剥がせる壁紙を大手粘着シートメーカーに提案したら、「壁紙が剥がれる恐れがある」と即却下されてしまいました。でも、もしあのときに私も猛プッシュして先陣を切っていたら、先行者利益は大きかったでしょうねー。今さら言っても始まりませんが(苦笑)
それはさておき、貼って剥がせる壁紙はたくさん出てきましたけど床はどうでしょう。カーペットはもちろん、パネルカーペットやPタイルといった選択肢もあるとは言え、床にも貼って剥がせるものがあってもおかしくないような…。
そう思っていたら、そういう商品が少し前に発売されていたのですね!
富双合成・リモデルフロア
富双合成(ふそうごうせい)の「リモデルフロア」は、貼って剥がせる長尺のクッションフロア。賃貸住宅で使われていることが多い柔らかいフローリングシートみたいな感じです。
従来のクッションフロアは荒床に強力な接着剤で固定しています。そうしないと、すぐにめくれ上がってしまうからですね。逆に言うと、床に従来のクッションフロアを敷き詰めようと思ったら、基本的には接着剤で固定するほかありませんでした。
一方、リモデルフロアは従来のクッションフロアに比べると、薄くて弾性も小さいのでしょう。アクリル系の微粘着剤で床面に貼り付けることができ、剥がすのも容易だということです。
柄は全部で10パターン。オーソドックスな木目フローリング調から個性的なタイル調まで各種揃っています。
キッチンマットもあり
長尺シートのリモデルフロアは好みの長さにカットして敷き詰めることができるのですが、特定の場所にだけ敷く場合は最初からその寸法になっていたほうが便利でしょう。
リモデルフロアにはキッチンマットもあります。60×180cm、60×240cmの2サイズがあり、同様に10パターンの柄が用意されています。
トイレマットもあり
トイレマットもあります。撥水、抗菌仕様ですし、カーペットと違って汚れが浸み込むこともありませんので、お手入れがしやすく清潔感を保ちやすいですね。
こちらは60×60cmの1サイズで、柄は2パターンのみとなっています。
富双合成のリモデルフロアは賃貸住宅の床でも安心して使える、貼って剥がせるクッションフロア。ただ実際のところ、賃貸住宅ではクッションフロアを敷き込んでいることが多いですから、クッションフロアの上にクッションフロアを敷くメリットというのは少ないかもしれません。
むしろ傷や汚れが付きやすい針葉樹のフローリングの上とか、古いマンションや一戸建てのフローリングにこそ、需要がありそうですね。撥水、抗菌仕様なので、キッチン、トイレ、洗面脱衣所、ペットのトイレ周りなど、水周りを中心に活躍の場は広いのではないでしょうか。
関連記事




コメント