任天堂wii Uの人気ゲームソフト「スプラトゥーン」で6月18日から「きのこの山vsたけのこの里」という新たなフェスが始まるということで、我が家の子供たちも楽しみにしています。昔の子供は「巨人vs阪神」、私の世代なら「ファミコンvsセガ」などの争いがあったわけですが、いつの時代も子供も大人もガチマッチが好きなことには変わりないようです。
住宅関連においても「マンションvs一戸建て」、「分譲vs賃貸」などのガチマッチがあるわけですが、室内ではやはり「ふとんvsベッド」がもっともエキサイティングなガチマッチと言えるでしょう。
日用品流通情報インフラを提供する株式会社プラネットの「寝具に関する意識調査調査」によると、ふとん派が47.3%、ベッド派が51.9%とほぼ拮抗する結果となったようです。
機動性重視のふとん派、利便性重視のベッド派
私の意見を述べる前に、まずはふとん派、ベッド派それぞれの主張に耳を傾けてみましょう。
ふとんを使う理由ベスト5
- 使わないときは畳めば場所を取らない(48.4%)
- 部屋が和室(畳)だから(39.5%)
- 寝心地が良い(34.3%)
- 好きな場所に敷ける(28.1%)
- 部屋が狭くてベッドが置けないから(26.1%)
ベッドを使う理由ベスト5
- 片づけが不要(畳まなくて良い)(65.0%)
- すぐ横になれる(54.6%)
- 部屋が洋室(フローリング)だから(48.3%)
- 寝心地が良い(36.0%)
- 昔から使っており馴染んでいるから(23.7%)
なるほど、どちらも納得ですねー。総じて、機動性重視のふとん派、利便性重視のベッド派といったところでしょうか。ふとんは畳むことによってコンパクトになるので、昼間はそのスペースを別の用途に使うことができます。また、気分や状況に応じて、寝る場所を自由に変えるのも容易です。
私がお邪魔するお宅でもふとん派とベッド派は拮抗するのですが、赤ちゃんがいるご家庭はふとん派が多い印象です。もともとベッドで寝ていたけど夜遅く帰宅する旦那さんを気遣ってリビングやその横の和室で奥さんと赤ちゃんが寝るというパターンだったり、子供が2人、3人と増えて、家族揃ってベッドで寝るのが難しくなったので布団で寝るようになったというパターンも多いです。
我が家の場合も同様に、子供2人が小さいときは、リビングや寝室、和室など、場所を変えて、布団を敷いて寝ている時期がありました。状況に応じて寝る場所を変えることができる一方、布団を片づけるのはちょっと面倒でした。
一方のベッド派の気持ちもよく分かります。我が家も今は家族全員がそれぞれベッドで寝ており、布団を片づけなくても良いのはやっぱり楽です。また、ちょっと体調がすぐれないときなどはそのまますぐに横になれるのは本当に楽ちんですよね。
家族が増えるほどふとん派が増える傾向に
人数 | ふとん | ベッド |
1 | 42.2% | 56.7% |
2 | 44.6% | 54.9% |
3 | 47.6% | 51.6% |
4 | 53.9% | 45.3% |
5以上 | 54.8% | 44.1% |
世帯人数別にふとん派とベッド派の割合を見ると、一人暮らしではベッド派が56.7%と多いものの、家族が2人、3人と増えるにつれてふとん派が勢力を増し、4人以上からはふとん派が逆転する現象が見られました。
日本の住宅は一般的に狭く、家族の人数が増えるにつれて相対的にベッドを置く場所を確保するのが難しいということでしょう。やはりふとんのほうが融通が利くんですね。
年代別ではバラバラの結果に
年代 | ふとん | ベッド |
20 | 51.6% | 48.4% |
30 | 43.9% | 55.9% |
40 | 47.8% | 51.5% |
50 | 46.8% | 52.0% |
60 | 50.3% | 48.9% |
70以上 | 44.1% | 55.6% |
世帯別にふとん派とベッド派の割合を見ると一定の法則があったわけですが、年代別ではてんでバラバラでいかようにも解釈できる結果となりました。
無理矢理つじつまが合うように解釈すると、20代は独身だったり、赤ちゃんがいたりでふとん、30~50代は現代的なライフスタイルが定着していてベッド、60代は和風の家も多くてふとん、70代以上になると寝起きが楽なベッド、ということでしょうか。まあ、法則性が見い出せないだけで、非常に拮抗していることは間違いなさそうです。
ふとん、ベッド、それぞれにメリットとデメリットがあり、一概にどちらが良いとか悪いとこか言うことはできません。特に家族の人数が変化する時期には臨機応変さが求められます。また、ベッドのほうが楽であることも間違いありません。
ただ、私がいろんなお宅をお邪魔して感じるのは、なんとなく寝る場所を決めていることが非常に多いことです。寝る場所次第でふとんの収納場所や他の部屋の使い方などが変わってきます。寝るのは毎日のことですから、それ次第でライフスタイル、もっと具体的に言うと家全体の収納方法や家事動線が大きく変わってくるのです。
ふとん、ベッド、どちらを選ぶにしても、楽に収納できることや家事を負担感なくこなせるように配慮したいものですね。
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