今回は、前回お話しした湯呑の件に関連しまして、素朴な疑問を投げかけてみたいと思います。
一年間「保管」されていた湯呑ってどうなんだろう?
とっておきの湯呑で来客をもてなす・・・それはまさに日本的な「お・も・て・な・し」の精神だと思います。しかしそれがもし1年間ホコリをかぶっていたとしたら・・・?それは客人にとってありがたいことなんでしょうか?
実際、私はこの場面にしばしば直面するのです。しかし私は体育会の人間なので出されたものは飲みます。しかも登山系ですから地面に落ちたものでも食べます(ただし原則として3秒以内=3秒ルール)。つまり、まったく潔癖症ではありません。それでも私としてはそういう気遣いよりも、普段その家で使っているコップのほうが安心できるんですが。
ヴィンテージものの「とっておきのお茶」はいかが?
同様のことが湯呑だけでなく、その中身に対しても言えます。滅多に出さないお客様用のお茶。前回出したのはいつのことやら、という状態です。
私としては玉露の高級茶よりもその家で飲んでいる麦茶のほうが幸せかもしれません。欲を言えば、「これ、先日買った珍しい紅茶なんだけど、いかが?」という風に言ってもらえたらもっとハッピーになれることでしょう。
ジュースを回し飲みしたときに女子が指でストローの口を拭くのはアリ?
さて表題の件ですが、学生の頃、パック飲料を飲んでいると女子が「ちょっとちょうだい」と言ってきて、彼女が飲み終えるとストローの口を指を拭くんですね、もれなく。男子としては間接チューができなくて悔しい。・・・と思うのはせいぜい中学生までで、それ以降はむしろ、何を触ったのかよく分からない指で拭かれることに違和感を感じたものです。
当時お付き合いしていた女性にその意味を確認したところ、「ストローにリップや口紅が付いていたら悪いから」というのが理由だということでした。私が「指のほうが不衛生では?」と指摘したところ、残念ながら納得のいくような回答は得られませんでした。なお、数人に確認しましたが、すべて同じような回答だったと記憶しています。あくまで関西ローカルなのかもしれませんし、最近の事情は分からないのですが。
つまるところは主観と客観の違い
湯呑にしろ、茶葉にしろ、ストローにしろ、つまるところは主観と客観の違いだと思うのです。湯呑や茶葉に関してはその裏側を知らなければ気付かないことですが、ストローの場合は女子はストローにリップが付いているほうが悪いと考える一方で、男子は指で拭かれるほうが嫌だと感じるわけです。必ずしもどちらが良いか悪いかという話ではありません。少なくとも「お・も・て・な・し」の気持ちという面を尊重すれば。
ただ、収納に関して言えば、「お客様用」を分けないほうがモノが少なくて片づけやすいと思うのです。湯呑はいつお客様に出しても失礼がない状態で普段から使い、茶葉はとっておきを用意しておくよりも次々と入れ替えていったほうが普段のティータイムも楽しめると思うのです。片づいている家というのはもれなくそうなっていると思うのですが、いかがでしょうか?
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