ソフトウェア製品の開発と販売をおこなうジャストシステムが、スマートフォンを利用する20歳から59歳の既婚女性945名を対象に「家計簿アプリ利用の実態調査」を実施しました。それによると、「家計簿はつけていない」人がもっとも多く(53.5%)、「紙や手帳などの方法で家計簿をつけている」(21.0%)、「スマートフォンの家計簿アプリで家計簿をつけている」(19.4%)、「パソコンの表計算ソフトや家計簿ソフトで家計簿をつけている」(6.1%)と続きました。
半分以上の人が家計簿をつけていない!
アンケートでは意外にも、50代よりも20代のほうが家計簿をつけている率が高いことも分かったということですが、全体で見ると家計簿をつけていない人が半数以上という結果となりました。「今どきの若者は…」などとよく言われますが、若い人のほうがキッチリとしているのですね。
また、家計簿をアナログ的手法で処理する人とスマホアプリで処理する人はほぼ拮抗しているということです。一方、スマホの普及によってパソコンを使わなくなった人が増えていますが、まだまだ健在ですね。
家計簿、別に要らないんじゃない?
私が収納のプロとしてお伺いするお宅を見ると、「家計簿をつけたいけれどもつける暇がなくて溜まっていく一方」というケースが圧倒的に多いです。いつも言っているように、片づけが苦手と感じる人は決してだらしがないわけではなくむしろ几帳面で、「~しなければいけない」と思っていることが非常に多いように感じます。
世の中の半分以上の既婚女性が家計簿をつけていないからと言って、それが正しいこととは言いません。けれども実態はそうなのです。家計簿をつけようと思いながらも実際にはそれができていなくてストレスを感じているようなら、別に無理にやろうとしなくても良いのではないでしょうか?
もちろん家計簿をつけたほうが良いことは言うまでもないわけですけれども、つけなくても何とかなっている現実があるわけです。背負い込んだ荷物を下せるものから順にひとつひとつ下していくというのも、家事を時短する方法のひとつだと私は思います。
もちろんスマホアプリを使うのもひとつの方法
既婚女性の家計簿アプリユーザーのうち、「これまで面倒で続かなかった家計簿が、スマートフォンで手軽に入力できるようになったので、続くようになった」と回答した人は44.9%もいるそうで、アナログ的手法ではうまくいかなかった人もアプリを使えば気軽に継続できる期待が持てそうです。
家計簿アプリについて調べてみたところ、レシートを撮影して送信すれば業者が代理で入力してくれるというスゴイものもありますし、貯金の目標金額を設定することで家計簿をつけるモチベーションを維持できるというものなどもあります。
私は実際に使っていないし家計簿をつけるタイプではないのでオススメする立場にはありませんが、今までの方法でうまくいかないのであれば目先を変えてみるというのも良いことだと思います。
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