先日、子供が保育園に通っていた頃のママ友&パパ友と飲み会をしました。その席で、「どうしたらそんなに毎日楽しく食事を作ることができるのか?」と聞かれ、答えに窮してしまいました。
食事を作るのはもちろん楽しくないわけではありません。しかし、楽しいから毎日続けているというわけでもありません。他の奥様方と同じように、ただ毎日ルーティンワークとして淡々とこなしているだけです。まだまだ日本では男性が毎日の夕食を作るというのは珍しいんだと思いますが、おそらく性別が違うだけで、作っているものやスタンスはそれほど変わりないだろうと思います。
性別よりもむしろ、ワークライフバランスのほうが夕食作りの取り組み方に大きく影響しているのではないでしょうか。
平日の夕食作りにかける時間は専業主婦ほど長い

出典:PR TIMES(以下略)
リビングくらしHOW研究所が全国の日頃から料理をする女性1028人を対象に実施した調査によると、平日の夕食作りにかける時間は専業主婦ほど長い傾向があることが分かりました。フルタイムで働く女性の場合はそれに比べて短く、パート・アルバイトの場合はその中間と言えます。なお、全体の平均としては「30分~45分未満」が1/3を超えて最多となりました。
ちなみに私自身は45分前後です。炊飯器をセットしてからご飯が炊けるまでですね。おかずが出来上がるまでにご飯が炊きあがると負けた気分になり、反対に早くおかずが出来てしまうともう1品作ろうかしらと思ってしまいます(笑)
普段の食事作りに対する要求は調理時間に比例
次に、「普段の食事作りについて思うこと」を複数回答で問うたところ、上表の通りとなりました。「もっとメニューのバリエーションを増やしたい」というのが最多ですが、いずれの項目も調理時間が長い人ほどそれぞれの項目に対する要求が高いことが分かります。
「もっと手間を掛けずに作りたい」や「もっと調理時間を短くしたい」というのは働く女性のほうがニーズが高いというイメージでしたが、先の調査で調理時間が長い傾向にある専業主婦のほうがそのニーズが高いと言えるかもしれません。
専業主婦はある意味で家事のプロですから、プロとして自らの仕事に課す目標が高いのでしょう。ちなみにフルタイムワーカーの私は、美味しく健康的に家族が喜んで食べてくれれば何でも良いって感じです(笑)
調理家電への要求も調理時間に比例
今回の調査のメインは調理家電に関するもので、調理家電に求めることの上位3位は「おいしい料理がつくれる」「調理の手間が省ける」「調理時間が短縮できる」の3つとなりました。ここでも調理時間が長い人ほど調理家電に求める要求が高く、逆に調理時間が短い人はそれらに関心が薄いようにも見えます。
やはり調理時間が長い人は色々なこだわりがありそうです。それが趣味の延長のようになっているのか、プロ意識のようなものなのかは人それぞれだと思いますが、料理にこだわりたいから専業主婦という生き方を選んでいる人もいることでしょう。
しかしながら、専業主婦のほうが調理時間が長いという傾向はあるものの、フルタイムワーカーと比べてそれほど違いがあるというわけでもありません。専業主婦のすべてが料理好きで時間や手間を掛けているわけではなく、それぞれこだわりは違うのだろうと思います。
傾向はあくまで目安として、自分らしく暮らしたいものですね。
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