家事は「分担」から「共有」の時代へ!?「主夫」から見れば些細な違い

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花王が、25~34歳、40~59歳の2つの世代の既婚男性800名を対象に、家事の意識・実態に関するインターネット調査を実施したところ、25~34歳の既婚男性は「家事をするのは家族の一員として当たり前」という意識で、家事実施率が高く、40~59歳の意識・実態とは差が出る結果となったそうです。

なお、34歳以下は、中学から必修科目として家庭科を学び、ジェンダーフリーな教育を受けている世代です。以下、家庭科を必修科目として履修した25~34歳を共修世代、そうではなかった40~59歳を別修世代と表記しています。



「家事をするのは家族の一員として当たり前」のU35男性

家事シェアリング率出典:花王(以下同)

とりあえず調査対象がなぜ一都三県だけなのか、よく分からないし、どこまで正確性があるのかと思うところもあるんですが、必修科目として家庭科を履修した現在38歳の収納マンでも「家事をするのは家族の一員として当たり前」だと思いますし、そりゃあU35(35歳以下)が「家事をするのは家族の一員として当たり前」だと考えるのは当然だと思います。

でも、40代より上の男性はかわいそうです。「男子厨房に入らず」とか「男性がゴミ出しをするなんてみっともない」なんて言われて育ってきたのに、途中で梯子を外された思いじゃないかなと思います。世の中が変わったんだからそれに順応することは必要ですが、今まで家庭を顧みることなく必死で働いてきたことを評価せずに、U35の良いところだけを抜き出して比較するのは良くないと思います。女性の家事労働に対する理解が求められていることは間違いないですが、男性の仕事観への理解なくして相互理解を深めることはできないんじゃないでしょうか。まずはそこは私見として申し上げておきたいと思います。

 

世代に関わらず、家事に前向きな男性はちゃんとやっている

家事実施頻度

前述の調査から、U35男性はそれより上の世代よりも家事を夫婦で共有していることが分かりました。一方、実際に家事を共有している男性を対象に家事の実施頻度について問うたところ、U35男性のほうが少し頻度が高いものの、ほとんど変わらないことが分かります。この事実についてはレポートには書かれていませんが、トイレ掃除や洗濯については上の世代の男性のほうが実施頻度が高くなっているケースもあるようです。

世代に関わらず、家事に前向きな男性はちゃんとやっているし、そうでない人はやっていないというのが正しい評価ではないでしょうか。

 

U35男性は家事も買い物も夫婦で仲良く

家事に対する意識

家事に対する意識2

上表の家事に対する意識調査では、U35男性が家事も買い物も夫婦で平等にこなそうとしている姿が見て取れます。前述の実施頻度の調査を見てもまだまだ「男女平等」というところには遠く及ばないですけど、結構なことではないかと思います。

我が家では私が勝手を言ってほとんどの家事を私がやっていますが、ご家庭によって勤務形態や時間、夫婦それぞれに得意や不得意があるわけですから、「分担」とか「共有(シェア)」とか細かいことはどうでも良くて、家事をやりたい人や得意な人が率先してやれば良いのではないでしょうか?

家事をしない男性に対して不満を感じる女性は多いと思いますけど、家事をする男性と比べることは良い結果を生むとは思えません。これは子供を兄弟同志やよその子供と比較するのと同じように良くないことです。家事に関わってもらうためには、よその男性と比べるよりも、もっと他に良い方法があると思います。

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