住まいに関する世界最大のプラットフォーム「Houzz(ハウズ)」が「Sketch(スケッチ)」のPCブラウザ版の提供を開始しました。
Houzzのスケッチは、もともとスマホやタブレット用のアプリとして提供されていた機能で、Houzz上にある写真や自宅の写真をベースに家具や小物を配置したりしてコーディネートをシミュレーションできるというものです。
PCブラウザ版は10日ほど前から提供開始されていたのですが、HouzzのFAQを確認しても”ウェブブラウザ版では、アイデアブックに保存されたスケッチ画像のみ閲覧可能で、作成や編集はできません。”と記載されており、どこからどうやって使えば良いのか分からず、忙しさにかまけて放置してしまっていました。
しかし、ようやくスケッチのPCブラウザ版の使い方が分かったので、遅ればせながら使ってみることにしました。
スケッチの入口はHouzzアカウントから
※Houzzスクリーンショット(以下同)
パソコンのインターネットブラウザからスケッチを利用する場合は、画面右上のHouzzアカウントにマウスオーバーして「新しいスケッチを作成」をクリックします。
背景を選ぶ
コーディネートをシミュレーションしたい部屋の背景を選びます。ここでは自宅の部屋の写真を使ったり、単純なイメージボードや間取り図を作成することもできます。
家具などを選んで配置する
ヘッダーメニューから「家具」アイコンをクリックして、部屋に配置する家具などを選びます。品群は豊富にあるので、スタイルで絞ったり、お目当てのものが探せない場合はキーワードを入力して検索することもできます。
ほぼ平面的なイメージボード
家具の配置はとても簡単です。ただし、できる操作が基本的にリサイズ、回転、反転のみのため、3Dのように見えて実際は平面的なイメージボードに近いものとなります。
寸法の記入やスタンプも可能
いくつかのエレメントを配置してみた結果がこちらです。商品画像の背景が抜き加工されているものであればそれなりに立体的に見えますが、そうでないものはいまいちピンと来ないというのが正直なところです。
なお、寸法を記入したり、自由に線を引いたり、スタンプを押したりすることもできます。
間取り図もほぼイメージボード
スケッチで間取り図を作成する場合、家具などを選んだら自動的に平面的に表示されるのかと思いましたが、そうではなくて写真そのものが貼り付けられるという仕様でした。つまりはこれもイメージボードっぽいものになるということですね。
総じて、個人的には「3Dマイホームデザイナー」を使ったほうが良いと感じました。3Dマイホームデザイナーならもっと自由に部屋を作成し、360°ビューで確認でき、色の変更や平面図の作成も簡単にできるからです。
ではHouzzのスケッチが無意味かというと、まったくそうではありません。下写真のように自宅の写真に数点のエレメントを配置するなら、むしろスケッチのほうが使いやすいと思います。
また、何もないところからインテリアコーディネートのアイディアを考えるというのは難しい作業ですから、Houzzで紹介されている大量の写真を参照しながらプランを温めていくにはスケッチを使ったほうが便利だと思います。
Houzzのスケッチなら外出先で思いついたアイディアもスマホアプリで簡単にチェックできます。そんな風に気軽にインテリアを楽しめるというのはとても良いことではないでしょうか。
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