大したネタはないと思いながら書き始めた今回のリビングセット(ソファー+センターテーブル)の選び方。結局フタを開けてみれば、4回にも渡ってしまいました。でもさすがにこのへんで打ち止めにしておかないと本来お伝えしたかったことがボヤけてしまうので、今回で終わらせたいと思います。今回は、生活動線にも大きく影響を与えるセンターテーブルについてです。
【前回までの記事】



センターテーブルは小さめ&丸めが良い
最近は直線的なデザインのソファーが流行りですので、どうしてもそれに合わせてセンターテーブルも四角いテーブルになりがちです。デザイン優先の場合やそこで食事をすることを考えている場合はそれでも良いのですが、生活動線を優先するなら小さめで丸みのあるものがベターです。
通常、センターテーブルはソファーから30cm前後離して置きます。それより離れているとセンターテーブルの上に置いたものに手が届きにくい。逆に近すぎるとソファーに座るときに邪魔になるのです。そのときにセンターテーブルが小ぶりで丸いほうがソファーに座りやすいことは言うまでもないでしょう。
ちなみに、天板下に棚があるほうが雑誌やリモコンを収納するのに便利ですが、棚がないほうがスッキリするうえに座卓代わりとしても使えます。棚のあるなしは一長一短のところがあるので、お好みで選んでいただければと思います。
センターテーブルを置かないという選択肢もアリ
ソファーを応接セットとして使う場合は基本的にセンターテーブルを置いたほうが良いですが、家族がくつろぐことを第一に考える場合、特に小さなお子さんがいる場合はセンターテーブルなしという選択肢はアリだと思います。というか実際に、ファミリー世帯でソファーを購入する際に、センターテーブルを置かないお宅はかなり多いです。
センターテーブルがあると小さな子供が転倒したときに危険ですし、リビングで子供が自由に遊びまわるにはセンターテーブルがないほうが広々として良いですよね。またその場合、見た目はちょっと貧相になりがちですが、折り畳みテーブルをセンターテーブル代わりに使っても良いでしょう。
コーヒーテーブル、ミニテーブルでもOK
センターテーブルの代わりに、ソファーサイドにコーヒーテーブルやミニテーブルを置くのも良いでしょう。コーヒーテーブルやミニテーブルならスペースも取りませんし、移動も容易です。飲み物や読みかけの本などをちょっと置くのに十分なサイズです。
価格も手頃なうえに、花瓶などを飾るインテリア用品として使うこともできます。小さいのでレイアウトの変更がしやすく、生活動線を妨げないうえに、作業動線に合わせて最適な場所に置くことができるのも大きなメリットです。
大きな木肘はサイドテーブル代わりになる
木肘の大きなソファーを選べば、木肘がサイドテーブル代わりになります。木肘が大きなソファーは和風のものに多いですが、洋風のものにもあります。ただし、いずれにしても圧迫感が強いデザインであるうえに横幅も大きくなりがちなので、置くところができるケースは一般的に少ないと言えます。
リクライニングソファーにはテーブル付きのものも
最近はあまり流行りませんが、3人掛けのリクライニングソファーの中には真ん中のシートの背もたれを倒すとテーブルになるものもあります。これなら映画館にいるような気分でゆったりとくつろぐことができるでしょう。
ただ、第1回でも説明した通り、リクライニングソファーは重くて移動が大変、前後左右にも十分なスペースが必要で、ソファーそのものが生活動線を妨げてしまう可能性が高くなります。テーブル付きというのは確かに便利ですけど、基本的にはオススメできないですね。
以上、動線をスムーズにするためのセンターテーブル選びについてお話ししました。ソファ、センターテーブルを合わせたリビングセット選びは、ダイニングセット以上に好みに左右されるところが大きいので、とても選択肢の幅が広くて難しいですね。紹介しながら改めて思いました。
でも大変ではありますが、それだけにじっくり時間を掛けて選ぶ甲斐があるというものです。他の家具の場合もそうですが、最低でも3~4店舗は見て回って選んでいただければと思います。
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