たかがお玉、されどお玉!収納することを前提としたキッチンツールの選び方

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キッチンツールの収納方法と言えば、吊るす、立てる、引出しに入れるという3択が基本です。キッチンツールを吊るしたり立てて見えるところに置く場合は、キッチンツールそのものの見た目にこだわらなければ、どんなに素敵な収納グッズを使ったところでオシャレには見えません

また、収納はやはり見た目よりも自分にとっての使いやすさを第一に考えなければなりません。多くの場合、実家での収納方法に倣ったほうが使い勝手の面で慣れやすいです。さらに、料理が好きな人ほど道具にもこだわりがあり、キッチンツールの見た目と使いやすさは比例しません。使いやすさを第一に考えれば見た目は優先すべきではないでしょう。

ともあれ、使い勝手を第一に考えるにしろ、見た目を第一に考えるにしろ、道具をよく吟味して購入するということは、収納を考えるうえで大事なスタートラインと言えます。今回は収納することを前提としたキッチンツールの選び方を紹介したいと思います。



素材

何がオシャレかそうでないかということは時代とともに変わります。もちろん、それぞれの好みによっても変わります。ただ、昨今のトレンドで言えば、ステンレスやナイロン、シリコンなどを使ったもの、特にカラーが黒のものが主流と言えます。

100均でも黒の樹脂製のものは探せばありますが、多くはビタミンカラーのものですね。カラフルな色遣いは楽しい雰囲気にしてくれるものの、全体として目にウルさく、チープに見えがちです。トレンドで言えばやはり黒で統一したり、ステンレスのものを使ったほうが、高級感を出すことができるでしょう。

 

形状

道具として使う以上、キッチンツールの形状はすごく大事です。見た目で言えば前述のお玉のようにキレイなお椀型のほうが美しいと思います。ただ、私の好みで言うと、上写真のお玉のように先がフラットに近い形状のほうが、最後のひとすくいのときに使いやすいです。

これはもちろん各々使い勝手が違うことでしょう。私の妻はキレイなお椀型のお玉のほうを好んで使います。そのため我が家には2種類のお玉があります。それぞれを使い分ける人もいることでしょう。しかし、使い分けし過ぎるとたくさん持つ必要がありますから、できるだけ少ない数で済むように吟味しなくてはなりません。

 

大きさ

大きさもキッチンツール選びの際の重要なポイントです。吊るすにしろ、立てるにしろ、引出しにしまうにしろ、大きすぎると収納しにくくなりますし、見た目も不揃いな感じになってしまいます。たとえ1cm大きすぎても引出しに収まらないことだってありますから。

料理の道具に「大は小を兼ねる」ということわざが当てはまらないことは周知のとおりです。小が大を兼ねることもありません。だからと言って様々な状況に対応できるように大小取り揃えるのではなく、自分に合ったサイズのキッチンツールを見極めることが大事です。

 

機能

使う鍋によってキッチンツールの素材を変える必要があることはもちろんですが、たとえば吊るすための穴の有無や大きさが非常に重要であることもあります。デザインや使い勝手に満足したものの、穴が小さすぎてフックに掛けることができなかった、もしくは吊るすための穴が開いていなかったということは避けたいものです。

そのほか、意外と気づきにくいことですが、お玉の場合は角度も重要です。お玉の柄の部分とお椀の部分の角度が直角に近いと、引出しに収まらないことがあります。逆に、角度が大きすぎると深い鍋では使いにくく感じることでしょう。

 

以上述べたようなことはいずれも、非常に些細なことです。ただ実際、私は今までに多くのクライアント宅で、せっかく買ったのに何となく使いにくくて放置されたキッチンツールをたくさん見てきました。せっかく高級なキッチンツールを持っているのに普段好んで使っているのは100均のキッチンツールだというパターンも多く見てきました。

見た目だけではいけないし、使い勝手だけでもいけないのが、収納の難しいところです。ただ、いずれの場合も、自分自身のことを置き去りにしなければ多くの問題は回避することができます。つまるところ収納はやはり、自分自身をまずよく理解することが一番大事なのです。

 

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