急速にEC多店舗化!IDC大塚家具がロコンドに続き「Yahoo!ショッピング」に出店

ここ最近、もっとも話題が豊富な家具販売店と言えばIDC大塚家具でしょう。国内最大級のナントカで話題を振りまいて以降、お詫びセール、売上不振、リユース家具販売、小型店舗や提携店の拡大、EC(Eコマース=ネット販売)拡大などで、世間の注目を集めています。

EC拡大では先日の「LOCONDO HOME(ロコンド・ホーム)」に続き、今度は国内大手のECモール「Yahoo!ショッピング」に出店しました。

本日10/30オープン!IDC大塚家具Yahoo!ショッピング店

今回のYahoo!ショッピング出店は、IDC大塚家具の経営ビジョンの”商品とサービスのチャネル連携強化”の一環。従来が全国各地の大型店を拠点とした「点」の戦略であるとすると、小型店や提携店、EC拡大は、「面」の戦略であると言えるでしょう。つまり、消費者に対して間口を広くし、リアルでもネットでも接点を増やすということです。

IDC大塚家具は従来から直営ネットショップを持っており、それに加えて9月26日にはロコンド・ホームに出店。そして今回のYahoo!ショッピングということで、ネットでも多店舗化を進めたかたちになります。

ECモールはポイントでの囲い込みなどが進んでおり、贔屓にしているECモールが人ぞれぞれ異なります。その状況を踏まえると、IDC大塚家具がネットでも多店舗化したことは当然の流れと言えるでしょう。

ちなみに、ECモール最大手の楽天市場ではなくYahoo!ショッピングに出店した理由は、Yahoo!ショッピングのほうが初期投資が少なく、出店者側の自由度も高いからだろうと思われます。

アイテム数はロコンドより少ない2,000点以上

ロコンド・ホーム店、Yahoo!ショッピング店ともに、従来のIDC大塚家具の商品ラインアップと異なり、10万円以下の低価格の家具が多く見られます。今回のYahoo!ショッピング出店のプレスリリースでは触れられていませんが、今回も20~30歳代の女性をターゲットにしていると見ることができるでしょう。

取扱アイテム数については、ロコンド・ホーム店では当初3,000点以上となっていましたが、Yahoo!ショッピング店ではそれよりも少ない2,000点以上となっています。おそらく、準備期間の問題があったと思われ、今後はロコンド・ホーム店と同程度の品揃えになっていくものと期待されます。



正直、今の売り方では厳しい

家具販売店のEC拡大は業界でも注目を集めており、特にニトリがこの点で成功していることが報じられています。ただ、ニトリの場合、店頭で見た商品をネットで買う「手ぶらdeショッピング」が成功しているのであって、リアル店舗とネット店舗で取り扱い商品が異なるIDC大塚家具が同じように成功するという保証はありません。

個人的には、ネットでの多店舗化は消費者にとってもメリットがあることだと思いますが、今のままでは厳しいだろうと考えています。

IDC大塚家具の場合、ニトリほどリアルとネットが融合していません。確かに、Yahoo!ショッピング出店でネットでのチャンネルは増えましたが、基本的にはリアル販売店とネット店舗は別物と言える状態なのです。

それであれば、ネットでも手に取るように商品のことが詳しく分からないと消費者は失敗するのが怖くて買えません。いくらIDC大塚家具の信頼があろうともです。商品写真1枚と簡単な商品説明だけで安くない家具が売れるなら、ルームズ大正堂はとっくにEC家具販売店大手として大成功しているでしょう。

どうもこのあたり、家具業界の人はまったく理解できないようです。ECアパレル最大手のZOZOTOWNがあれほど大成功した理由を考えれば簡単に分かることだと思うのですが、古き良き時代の体質が身に染みてしまってそこから抜け出せないのでしょうか。

とは言え、IDC大塚家具のEC拡大戦略はまだ緒に就いたばかりです。物事には手順というものがありますから、まずはアイテム数を揃え、徐々に商品説明なども充実させていくという戦略なのだと思います。まさかECモールに出店すれば売れる、商品をたくさん並べれば売れるなどとは微塵も考えていないでしょう。

そんなわけで今後のIDC大塚家具のEC戦略には期待大です。今後はネットショップ運営経験のある人を採用して、魅力的な店舗運営ができるものと期待しています。

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