私は普段、乾物をストックしていません。そんなに凝った料理を作らないというのが一番の理由ですが、そもそも乾物をストックするスペースもありません。乾物はできるだけ1度に使い切るようにし、残ってもできるだけ早くやっつけるようにしています。
パスタやマカロニは袋のまま保管しています。専用の収納ケースを用意するとかさ張るからです。キチンと収納することを考えるくらいなら、早くやっつけたほうが合理的だと考えています。未だ実現には至っていませんが、食品のストックはゼロにするのが理想で、収納方法で頭を悩ますべきではないと考えています。
IKEA・TILLSLUTA乾燥食品用容器ふた付き
そんなわけで基本的に食品をストックするための密閉容器や野田琺瑯(ほうろう)といったものにあまり興味が持てないのですが、IKEA(イケア)の「TILLSLUTA(ティルスルータ)乾燥食品用容器ふた付き」にはちょっと興味を持ちました。大きいサイズがあるので食品以外のモノにも使えるんじゃないかということで。価格も手頃ですし。
ただ、実際に手に取ったところ、値段相応かなと思いました。ティルスルータのフタは透明で中身がよく見えて良いのですが、割れたりヒビが入りやすそうです。耐熱温度が70℃ということからおそらくスチロール樹脂でできているのでしょう。特に大きなサイズのフタは慎重に開け閉めしないとすぐに壊れてしまいそうです。積み重ねの際も丁寧に扱ったほうが良いでしょう。
ティルスルータのサイズバリエーション
もうひとつ気になったのは豊富なサイズバリエーションです。重ねて置いてある写真を見ると、重ねやすいサイズ展開であることはすぐに分かりますが、上写真では何をどのように重ねてあるか判然としませんでした。普通にティルスルータを重ねてみると、どの組み合わせでも微妙に上写真のようにはならないのです。たぶんこれはCGで合成したためにサイズがおかしなことになっているんだと思います。
ティルスルータのサイズバリエーションを表にまとめると以下のようになります。
価格(円) | サイズ(cm) |
599 | 15x11x12 |
699 | 23x15x6 |
899 | 23x15x12 |
999 | 23x15x23 |
1299 | 31x23x12 |
1499 | 31x23x23 |
最小が599円の15x11x12cm、最大が1499円の31x23x23cmで、縦横高さともに3サイズずつあります。長辺は31・23・15cm、短辺は23・15・11cm、高さは23・12・6cmのバリエーションです。
このように表にまとめてみるとある程度把握しやすいのですが、ホームページで見ると縮尺が統一されていないため分かりにくく、店頭でも整然と並んでいるようでちゃんと並んでいないので混乱してしまいます。そんなわけで分かりやすく並べてみました。
中央の1,299円のサイズを基準にすると分かりやすいと思います。1,299円の倍の高さが1,499円。1,299円の半分の大きさが899円。899円の倍の高さが999円。899円の半分の高さが699円。899円の半分の大きさが599円となります。
こんな風に積み重ねやすいサイズバリエーションが揃った密閉容器は他にはあまりないと思うので、乾物をストックするにはやはり便利そうです。
500ml缶が入るシステムキッチンのフロアストッカー(台輪引出し)なら高さ12cmのものと6cmのものを積み重ねるとギリギリ収まりそうです。吊り戸棚やピアノタイプの食器棚(上台の奥行が下台よりも浅い食器棚)も奥行が合いそうです。
一方で耐久性には疑問があり、品質から言えば決して安いわけでもないので、食品以外のモノを収納するなら市販のドライボックスを使ったほうが合理的と言えそうです。
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