久しぶりにキャリコ型スタッキングボックス絡みのネタです。
カインズホームのキャリコが発売されて以来、各社から類似の商品が発売されています。また、カインズホーム自身も「キャリコ・ポルタ」や「キャリコG」など様々なバリエーションを増やしています。アイリスオーヤマと山善からは木製のものが発売され、ビバホームなどでは布製のものが扱われています。
個人的にはそんなに良い収納用品とは思えないんですが、ちょっと売れるとなれば各社こぞって参入するのは、どこの業界も同じことでしょうか。
ともあれ、そんな群雄割拠の状態に、アイリスオーヤマがまた新商品を投入しました。
アイリスオーヤマ・ワイヤースタックボックスWSE-425
こちらがアイリスオーヤマの新商品、ワイヤースタックボックスWSE-425です。外観はまるでメタルラックのようと言うよりは、鳥カゴみたいですね(苦笑)
キャリコのように前面にフラップ扉はなく、オープンボックスです。そのため、スタイルとしてはむしろキャリコGに近いでしょうか。ワイヤーなので中身がよく見え、使わないときは折り畳んでコンパクトに収納できるというのがメリットです。
一方でデメリットは、中身が丸見えになってしまう、安っぽい、網目にモノが引っ掛かりやすい、スチールワイヤー製だけど耐久性は高いとは言えない(耐荷重=約5kgf)といったところです。また、床置きしたときに底の爪の部分が床を傷つける可能性を感じます。これだったら個人的にはキャリコGのほうが良いかなーと思いますね。
ビバホームで扱っている布製スタッキングボックスも折り畳み可能ですし、その点でもワイヤースタックボックスのメリットはあまり感じられないですね。
キャリコ型スタッキングボックスは既に多くのメーカーが類似品を発売し、各社のラインナップもどんどん増えています。しかし、同じような商品ばかりに売場を割く余裕のあるホームセンターなどありませんし、既に淘汰されていっているのが現状です。
とは言え、目新しい新商品をどんどん追加しないと競合に負ける可能性もあるということで、商品開発の手を緩めるわけにもいかないのでしょう。完全にチキンレースの様相ですね。
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