片づけができない3大原因は「時間がない」「面倒」「子どもが散らかしてしまう」!?

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カタログ通販でお馴染みのフェリシモが、お片づけに興味があるスタッフたちで「フェリシモお片づけ部」を立ち上げ、発足と同時に全国の20代~50代の女性を対象に『整理と収納に関する意識調査』を実施。その結果から、子どもを持つ女性の片づけができない3大原因は「時間」「面倒」「子どもの散らかし」で、特に片づけたい場所は「押入れ」であることなどが分かったそうです。

フェリシモお片づけ部出典:フェリシモお片づけ部(以下同)

 

ほとんどの女性は「片づけたい!」と思っている

ほとんどの女性は片づけたいと思っている

「自宅の片づけがしたいとおもったことがあるかどうか」という問いに対しては、実に8割以上が「よくある」「ある」と回答。「たまにある」という人も含めると実に99%もの人が「片づけがしたい」と思ったことがあるということです。

これ、質問が「片づけがしたい?」なんですけど、「片づけたい?」だったら、もっと強くそう思う人が多かったのではないかと思います。片づけというプロセスやイヤだけど、片づいた状態という「結果」を欲しいと思う人は多いだろうからです。



片づけができない3大原因は「時間がない」「面倒」「子どもが散らかしてしまう」!?

片づけができない3大原因は「時間がない」「面倒」「子どもが散らかしてしまう」

「片づけがしたいと思っていてもできない原因」について複数回答で質問したところ、上図のようになりました。子供のいる家庭と子供がいない家庭それぞれ順不同でリストされているので、下に並び替えてみました。

子供のいる家庭の片づかない原因

  1. 時間がない
  2. 面倒になってしまう
  3. 子供が散らかしてしまう
  4. 元の散らかった状態にすぐ戻ってしまう
  5. どこから片づけたらいいのか分からない
  6. 家族が協力してくれない
  7. 正しいやり方が分からない
  8. その他

子供のいない家庭の片づかない原因

  1. 面倒になってしまう
  2. 時間がない
  3. 元の散らかった状態にすぐ戻ってしまう
  4. どこから片づけたらいいのか分からない
  5. 正しいやり方が分からない
  6. 家族が協力してくれない
  7. その他
  8. 原因が分からない
  9. 子供が散らかしてしまう

子供がいてもいなくても上位2つの原因は、「時間がない」「面倒になってしまう」。これはとてもよく分かります。どんなことでも好きなことなら時間がなくてもやるし、面倒だとも思いませんが、苦手なことやキライなことはそう思うものです。「誰かのため」、「損か得か」、「恥ずかしくないように」のうち、いずれかが片づけたくなるモチベーションに繋がるはずです。あなたのモチベーションが何によって高められるか、「収納なび」PC版/スマホ版)で確認してみてください。

子供のいる家庭の片づかない原因の第3位は「子供が散らかしてしまう」。これについては厳しいことを言いますが、私がお邪魔させていただくご家庭での経験で言うと、子供のせいではありません。子供が片づけやすい環境を作るのは親の責任であり、親が子供の模範となる行動を取らなくてはなりません。あと、ひょっとしたら子供の性格をよく分かってあげていないだけかも?「収納なび」で子供の性格を知ることから始めてみると良いと思います。

子供のいない家庭の第3位、子供のいる家庭の第4位は、「元の散らかった状態にすぐ戻ってしまう」。しかし、これは原因じゃないですね。原因が分かっていないから、片づけても片づけても元に戻ってしまうのです。「人」「モノ」「場所」、どこに原因があるかを今一度考えてみましょう。拙著『捨てずに片づく9ステップ』(フォレスト出版)をご一読いただくことをオススメします。

子供のいない家庭の第4位、子供のいる家庭の第5位は「どこから片づけたらいいのか分からない」。これはまずキッチンです。次に押入、クローゼット、納戸など、普段手を付けていないところ。リビングダイニングなどの居室から片づけたいのはやまやまですが、キッチンから基本を身につけていくのが良いですね。

【関連】どこの部屋から順番に片づければ良いの?リビングダイニングを片づけるまでの正しい手順

 

片づけたい場所ベスト3は「押入れ」「クローゼット」「リビングダイニング」

片づけたい場所ベスト3は「押入れ」「クローゼット」「リビングダイニング」

「現在自宅で片づけたいと思う場所」について複数回答でたずねたところ、上図のようになりました。こちらも子供がいる家庭と子供がいない家庭それぞれ分けて、回答の多い順に並び替えてみました。

子供のいる家庭の片づけたい場所

  1. 押入れ・物入れ
  2. リビングダイニング
  3. クローゼット(衣類収納)
  4. キッチン
  5. 子ども部屋や子どものおもちゃスペース
  6. 寝室
  7. その他

子供のいない家庭の片づけたい場所

  1. クローゼット(衣類収納)
  2. リビングダイニング
  3. 押入れ・物入れ
  4. キッチン
  5. 寝室
  6. その他
  7. 特にない
  8. 子ども部屋や子どものおもちゃスペース

子供のいる家庭もいない家庭も、いずれもやっぱり洋服が多くて「押入れ・物入れ」と「クローゼット」を片づけたいのかなぁという感じですね。このあたりはやはりカタログ通販の顧客ということもあるでしょうか。個人的には、洋服が多くて悩んでいる女性って、女性らしくて良いと思いますけどね。

 

洋服が多いとか、子供が散らかすとか、確かに片づけの面ではネガティブに捉えざるを得ないんですけど、いずれも活気があってそれはそれで素敵だと私は思います。何でもネガティブに捉えたら苦しいだけです。そこはポジティブに捉えて、気持ちを少し楽にさせて、でも「まあいいか」じゃなくて(笑)、5分だけでも普段手を付けない場所のモノを片づけてみたり、子供と一緒に片づけてみてください。「片づけが苦手」と言う人は、だいたいそこから急に片づけ始めたりするものです (・∀<)

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コメント

  1. 日本三毛猫 より:

     収納マン様、コメント欄をいつも散らかしてすみません。
    >>子供が片づけやすい環境を作るのは親の責任<<
     本当にそうだと思います。私はいつも散らかしていて怒られていたのですが、大人になった今の目でみますと、「しまう場所もないのに、私が物を増やした訳でもないのに、なんて無理なことを言っていたのだろう」と切に思います(私、本以外はほとんど物を買いませんでした)。
     大人の目で見ると母親は物をどこかに突っ込んでおくだけ、父親はコタツの回りに物を積み上げていたので片付け失格です。
     散らかりやすいのは、物を元に戻しにくいからです。戻しやすい環境を親御さんは用意してあげてください。でなければ子供は途方にくれます。

    • 収納マン より:

      日本三毛猫さま

      いつもコメントありがとうございます^^

      >>子供が片づけやすい環境を作るのは親の責任<< 日本三毛猫先生を前にして若輩者である私がエラそうなことを申し上げるのは僭越ではございますが、私が先人から学んだことはやはり、子供にしろ部下にしろ、「人は人を育てることはできない。環境が人を育てる。」ということです。 「勉強しなさい」、「片づけなさい」では子供はその通りに動きません。安心して眠れる場所を用意し、食事を用意するとともに、親は自分の仕事に誇りを持って一生懸命働き、一緒に遊び、学習し、掃除や片づけをし、あとは自由にさせてやれば良いと思います。 > 散らかりやすいのは、物を元に戻しにくいからです。

      これもおっしゃる通りですね!使いにくい家具を選んだり、同じ種類のモノを分散して収納したり、わざわざモノを元に戻しにくい状況を作りだしてしまっているケースが非常に多いです。

      そこはやはり、ちょっと立ち止まって、じっくり考えたいですよね。