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片づかないことは悪いことじゃない!むしろ片づかないことはチャームポイント

チャームポイント・イメージ

お片づけブログメディア”cataso(カタソ)”に収納マンの新しい記事が公開されましたのでお知らせします。

”ココが違った!素敵な暮らしを手に入れる”片付け上手の5つの習慣””

 

今回の記事は、自分で書きながら苦笑いしきりでした。なぜなら、世の中に「片づけ上手」と「片づけ下手」の2種類の人間がいるとすれば、私は間違いなく「片づけ下手」と言えるからです。本当の「片づけ上手」は1人で自転車を3台も所有したりしません。機能性がどうだとか、コストパフォーマンスが良いとか悪いとか、そんなウンチクも言いません。

改めて私は片づけが上手だから片づけ方を人に教えているのではなくて、片づけが下手だから、片づけに苦手意識を持っている人に寄り添って、その人に合った片づけ方を提案できるんだと思います。まあ例えるなら、有名国立大学卒の先生が子供に勉強を教えるよりも、三流大学卒の先生が勉強を教えるほうが上手だったりするのと同じ感じでしょうか。



良いところも悪いところも含めて今の状態は「正解」

私のクライアントのほとんどは「部屋を片づけたい」と思っています。しかし「これは要りますか?」と聞くとほとんどすべて「要る」と言い、「これはココに置かないといけないんですか?」と聞くと同様に「ここじゃないとダメ」と言います。つまり、(表面上は)片づけたい、けれども(中身は)変えたくないのです。

とは言え、私は決して「部屋を片づけたい」と思っている人を否定しているわけではありません。むしろまったく逆です。「部屋を片づけたい」と思っている人は目の前の状態をすごくネガティブに捉えていることが多いのです。全然スッキリしていない、私はだらしない、旦那は全然片づけてくれない、子供はいつも散らかす…。でも冷静に第三者が見れば、それほど散らかっているわけではないし、本人は几帳面だし、旦那さんは一生懸命働いてしっかり稼ぐし、子供さんは素直で良い子なのです。つまり、悪いところだけを切り出してみれば確かにそうだと言える部分はありますが、良いところもしっかりと評価すれば全然問題ないことがほとんどなのです。

目の前の状態に不満があることはもちろん分かります。けれどもその人は決して今まで間違った行動をしてきたわけではないのです。自分が「正解」だと思う判断をしてきた結果が今の状態なのです。

 

片づかない家は豊かである

逆に言うと、今の結果を「不正解」だとするならば、今までの判断も「不正解」とジャッジして根本的に考え方を改めるほかありません。でもそれは口で言うほど簡単ではありません。片づけたいからと言って簡単に趣味を手放せるでしょうか?買い物をするときにコストパフォーマンスを無視できるでしょうか?人付き合いを減らせるでしょうか?

「隣の芝生は青い」と言いますが、片づけ上手の暮らしは素敵に見えるものです。ですが私が今までにたくさんの片づかないお宅を見てきた経験から言うと、片づかないと言っているお宅はたいてい豊かです。必ずしもお金持ちだというわけではありません。趣味を持っていて充実した暮らしを送っていたり、賑やかで活気があったり、人が集う良い雰囲気があったりするのです。

そういう他人がうらやむような豊かさを持っていて、なおかつ片づけたいと思う心の余裕がある。そう感じさせられるお宅は多いです。むしろ「ちょっと片づけたほうが良いんじゃないですか?」とこちらが思うようなお宅は、家の中を片づけるということまで考える余裕がないのが現実です。

 

片づかないことは決して悪いことじゃありません。片づかないことはチャームポイントです。

よく言うじゃないですか。「否定からは何も生まれない」って。片づけでも同じことが言えます。目の前の状態を否定するのではなく、まず肯定することから始めてみましょう。

今までの判断に間違いはありません。まずそこを認めてあげましょう。でもそのときの状況とは変わってしまったなら、今は必要ではなくなっているかもしれません。

そうやってまず過去を肯定するところから始めないと、前に進めないのです。片づけは自分と向き合わない限り、前に進めないのです。

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