主夫として毎日の夕食を作りながら、ひとつだけ苦手に感じていたことがありました。恥ずかしながら、ゆで卵が上手にできないのです。何度やっても、殻をむくとボロボロになってしまうんですね。
でも、主夫になった当初はキレイにできていたんです。というか、主夫になるまでもずーっと、ゆで卵で失敗したことなんかありませんでした。それなのにどういうわけか主夫になってからほとんどずーっとゆで卵が上手にできなくなってしまったんです。
ゆで卵が上手にできなくなってから、どうやったらまたキレイなゆで卵を作れるのか、ネットでいろいろ調べました。塩を入れてゆでてみたり、ゆでてから氷水で冷やしたり、ゆでる時間を長くしてみたり・・・。しかしどれもうまくいきませんでした。
で、もうワケが分からなくなって、主夫になる前のやり方に戻してみたんです。そしたら普通にキレイにできました(笑)
- 卵より浅めに鍋に水を張って火にかける
- 10分間ゆでる
- 水道水で冷やしてすぐに頭とお尻にヒビを入れ、冷めるまで放置する
塩を入れるとか、氷水で冷ますとか、ゆで時間とか、どうでも良かったんですね。ただ水を少なくしてゆでれば良かっただけ。まんまと引っ掛かってしまいました。
片づけも初心にかえって自由にやってみたら良いんじゃない?
ゆで卵の作り方と片づけの仕方が一緒になるはずもないのですが、どんなことでも、誰でも、スランプに陥ったり、うまくいかなくなることはあると思います。また、引っ掛かるポイントは人ぞれぞれです。それまで難なくできていたことが突然できなくなってしまうこともありますし、今まで苦も無くできたことが突然イヤになることだってあります。
そんなときはいったん白紙に戻して、初心にかえって、自由にやってみたほうがうまくいくことのほうが多いように思います。そんなことないですか?仕事でも人間関係でも。だから片づけも同じだと思うんです。
片づけは生活をリセットする行為だと思うんですけど、片づけそのものがうまくいかない場合はリセットのリセットですね。断捨離の「離」です。本来はモノを「断つ→捨てる→離れる(執着しない)」ですけど、この場合は(というか私の考え方は)モノではなく「考え方」や「やり方」です。そう考えると断捨離っていうのは、(考え方ややり方を)「断つ」→「捨てる」→「離れる」→「断つ」・・・という具合にグルグル循環していくものなのかもしれませんね。
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