お片づけブログメディア”cataso(カタソ)”に収納マンの新しい記事が公開されましたのでお知らせします。
⇒ ”「リビングダイニングから片付け始めてはいけない」3つの理由”
リビングダイニングの前にキッチンから片づけよう!
記事でもお伝えした通り、リビングダイニングは片づけの”ラスボス”であって、ここから片づけ始めるのはかなり難しいです。家族をコントロールするのは無理だし、お金や手間は掛かるし、そもそも収納する場所じゃないからです。造り付けの収納スペースがないことも多いですよね。とにかく難しいのです。片づけが苦手な人ができないのはむしろ当たり前と言えるのです。
じゃあどこから片づけ始めれば良いのかというと、これは当ブログの読者にとっては耳にタコができるくらいいつも聞いていることだと思いますが、キッチンから片づけ始めてもらうのが一番です。キッチンはどこの家でも条件が大きく変わらないからです。広さに大差はないし、やること(=料理を作る)も一緒、置いてあるモノもそれほど違わないので、参考にできる情報がいっぱいあって非常に手を付けやすいのです。リビングだったら家族構成は違うし、広さは違うし、やることは違うし、置いてあるモノは違うし…で、違うことだらけで全然ほかの家のことが参考にならないんですよね。
ちなみに、キッチンでもどこから片づければ良いかというと、まずはシステムキッチンからです。ここを100%使いこなせるかどうかで、食器棚など他の場所の収納の仕方も変わってきます。逆に言うと、システムキッチンをフル活用せずしてキッチンの片づけを制することはできません!
【関連】収納を変えるにはキッチンから始めた方がいい。その納得の理由
キッチンの次は普段あまり手を付けていない場所から!
キッチンが片づいているなら、次は普段あまり手を付けていない場所から片づけるのが良いでしょう。納戸部屋、押入れ、クローゼットなど造り付けの収納スペースから片づけるのが基本です。ベランダやガレージ、屋外物置などがある場合はそこから始めるのも良いでしょう。
片づけ始めると、不要品がたくさん出ます。しかし不要品が出たからと言ってすぐに処分できることはほとんどありません。ゴミに出す場合は決められた日に出す必要があり、その日が来るまで保管しておかなくてはなりません。そのために、ゴミを出す通路や保管場所を確保しておく必要があるのです。だから普段あまり手を付けていない場所から手を付けたほうが良いのです。
リビングダイニングなどの居室はできるだけ後回し!
押入れやクローゼットが片づくと、リビングダイニングなどであまり使わないモノをそこへ移動させることができます。そうするとリビングダイニングなどの居室がスッキリするわけです。
しかし逆のことをやるとどうなってしまうでしょう?いきなりリビングダイニングを片づけようとすると難しいだけでなく、不用品やあまり使わないモノの行き場が確保できていませんから、納戸部屋などに押し込むことになります。もしくは普段あまり使わない押入れの前に積み上げたり、庭の隅に放り出したり。で、リビングダイニングがまた散らかるまでそれらを放置してしまいがちです。
もしくは、仮に不要品を処分することができたとしても、それで一段落してしまい、押入れの奥などは手付かずのまま時間が過ぎ、またリビングダイニングが散らかったと言って片づけ始めるということになります。これがいわゆる、「片づけても片づけてもすぐに元通り」という状態ですね。片づけの基本を身に付けないまま、表面だけの片づけをやっていると、いつまで経っても片づかないのです。
さらに、リビングダイニングや寝室、子供部屋などの居室から始めると、途中で終えることができないのです。片づけようとすると必ずモノをいったん散らかすことになりますから、途中になってしまうとその状態で日常生活を送らなければならなくなります。それはとてもストレスの溜まることですし、無理矢理途中で切り上げると中途半端な片づけ方になってしまいます。
片づけは段取り八分です。システムキッチンから片づけ始めて、キッチン全体を終え、次は押入れなど普段手を付けていない場所から片づけ、徐々に居室の片づけを始めるというのが、もっとも段取りの良い片づけ方なのです。
すごく遠回りで面倒臭い感じがするかもしれませんが、何事も「急がば回れ」です。リビングダイニングが散らかっては片づけを繰り返すよりも、根本から見直していったほうがきっと楽だと思います。
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