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さて、本題です。先日、KEYUCA(ケユカ)から「ベグ(beg)チェスト」という新商品が発売されました。でもこれ、以前からあった商品ではないかと思ったのです。
しかし、やっぱりペグチェストは新商品でした。今回はそこのところをまとめておきたいと思います。
ケユカ・ベグチェスト

出典:KEYUCA(以下同)
こちらがケユカの新商品「ベグチェスト」です。脚付きでシンプルなデザインが特徴ですが、もうひとつ大きな特徴があります。
引出しはスライドレールのない桐箱で、前板には木目のプリント紙が貼られています。そしてそのプリント紙の片面はナチュラルで、反対側はウォルナットになっているのです。
そのため、上写真のようにツートンカラーにして楽しむことができるのです。
しかし、同じ仕様のチェストが確か以前からケユカにあったはずなんですね。それを調べてみたら、意外なことが分かりました。
ケユカ・Flemoオープンラック
ケユカには現在、「Flemo(フレモ)オープンラック」という商品があります。実は以前にもチラッと紹介したんですけど、現在は樹脂製の箱をセットしてチェストのように使うことができる仕様となっています。
実はこの樹脂製チェストも木目調のリバーシブル仕様となっています。そして、フレモ・オープンラックにベグチェスト同様の桐引出しをセットしたものが「フレモ・チェスト」という商品で、私はそれを覚えていたおかげでペグチェストが新商品とは思えなかったわけです。
ベグチェストとフレモチェストの違い
ベグチェストの4段スリムの価格は税込23,436円、対してフレモチェストの4段スリムは同17,604円です。実に約25%も価格がアップしているわけですが、どこがどう違うのでしょう?
決定的な違いは、ベグチェストが完成品であるのに対して、フレモチェストは組立品だったということです。当然、完成品のほうが頑丈ですし、裏面から見たときも美しく仕上がっています。
また、フレモチェストの脚はおそらくラバーウッド(ゴムの木)で木目が汚かったんですけど、ベグチェストの脚はアルダー材で木目はキレイです。長さもちょっと長くなりました。
無印良品が「組み合わせて使える木製収納」をリニューアルして発売した「オーク材薄型ラック」は、それまで完成品だったものを組立品にするという流れでした。そのことを考えるとケユカは逆行していると言えるわけですけど、そこには一体どんな戦略があるのでしょうか?
ともあれ、ベグチェストはフレモチェスト時代から私が目を付けていただけあって、なかなか良いチェストだと思います。樹脂製チェストに比べると高価ですし、表面材は基本的に木目調とは言えプリント紙ですけど、リビングダイニングなどに置いても違和感のないスッキリとしたデザインです。
なにより、引出し前板がリバーシブルなので、ほかの家具とバランスを取りながらアレンジできるのが素敵です。スライドレールがないため、引出しを閉めるときに空気を押し出す感じになるのがたまにキズですが(苦笑)、アリ組みの桐引出しは質感も良く、手頃で満足度の高いチェストと言えるでしょう。
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