木製のオープンラックと言えば、無印良品のパイン材ユニットシェルフやIKEAのIVAR(イーヴァル)というのが相場ではないでしょうか。どこにでもありそうに見えて、意外と定番と言えるものは限られているのが現状です。
個人的にはこの状況は非常においしい状況だと思っています。おかげさまで「たなとつくえ」のフレムオープンシェルフが順調に売れているのも、こういった状況が追い風になっているからこそと考えています。

しかし、競合他社もただ指をくわえて眺めているわけではありません。KEYUCA(ケユカ)からは「ラピオシェルフ」という商品が新たに発売されました。
KEYUCA・ラピオシェルフセット

出典:KEYUCA(以下同)
ケユカのラピオシェルフは、ラバーウッド(ゴムの木)でできたラダー状の帆立とプリント化粧紙貼りのボックスを組み合わせるオープンラックです。ケユカのホームページや売場を見るとTVボード(上写真)などのセット品だけのように見えますが、実は他にも複数のセットがあり、パーツを追加して拡張することもできるのです。
詳しくはコチラのPDFファイルをご覧いただければと思いますが、結構いろんな形にすることができます。一昔前は「収納=ぜんぶ扉で隠しちゃえ」という感じでしたけど、キッチンダイニングセットなら食器などの出し入れがしやすそうです。
見た目の割りに意外と低価格なのが魅力
ケユカのラピオシェルフはラバーウッドの帆立ということで、写真で見るとボリュームがあるように見えます。しかし、実際に見ると意外と線が細くてスタイリッシュです。
また、ボックスの表面材はプリント化粧紙ですが、3段カラーボックスのような安っぽさはありません。いわゆる強化プリント紙で、素人目には天然木突板と見間違えることでしょう。
それでいて、価格が結構手頃なのです。冒頭のTVボードユニットセット(幅1435×奥行340×高さ1455mm)で税別43,000円。扉も引出しもないとは言え、手を出しやすい価格だと思います。
ケユカのラピオシェルフは組み合わせが自在であることをもっと訴求できる展示方法にすれば、確実に売れる商品だと思います。ただ現状、売場では単品商材にしか見えません(グランフロント大阪の店舗の場合)。
思い切って3セットくらいを面で展示すれば、ラピオシェルフはケユカの定番商品として定着する可能性があります。この商品を活かすか殺すか、ケユカのお手並み拝見といったところですね。
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