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子供に「片づけなさい!」とついつい言ってしまう人はご用心!

宿題をする子供のイメージ

お片づけブログメディア”cataso(カタソ)”に収納マンの新しい記事がアップされましたのでお知らせします。

”おかあさんが「かたづけなさい」っておこります”

 

「片づけなさい!」は我が振りを見直す注意信号

私は今までにたくさんのお宅にお邪魔してきましたが、「子供が片づけてくれない」というご相談の場合は、親が片づけていないことがほとんどです。自分のことを棚に上げて…ということではないと思いますし、部屋がスッキリしないから気になるというだけでなく、お子さんのことが心配だからこそ、ついつい言ってしまうんだと思います。でも、親が片づけられていなければ、子供からすれば「片づけるっていったいどういうこと!?」と思ってしまうのも無理はありません。

親が書類を積み上げて放置していれば、子供だってそれが「片づけ」だと思います。親が何か思いついたようにモノをひっくり返して片っ端から捨てていれば、子供もそれが「片づけ」だと思います。

子供は親の言う通りにはしません。親のやる通りにします。本も読まない親が「宿題しなさい!」と言っても子供は「大人はズルい」としか思えないだけのように、「片づけなさい!」と口で言うだけでは子供には大切なことは伝わらないのです。



片づけはモノを迎え入れるところから始まる

モノが増えすぎたからでしょうか。最近は特に「片づけ=捨てる」という風潮が強くなってきています。これはある意味、カラーボックスさえあれば片づくかのように言われていた時代よりもタチが悪いです。

本当の片づけは、モノを迎え入れるところから始まっています。思いつきや、手近なところでテキトーに買ってきたモノは、愛着を持つことができず、どうしても扱い方が雑になります。逆に、じっくり時間を掛けて自分のライフスタイルに合っているかどうかを吟味して選んで購入したモノは、大切に扱われます。雑に扱われれば片づくことはなく、大切に扱われれば整然とします。これは、子供も同じではないでしょうか。

「終わり良ければすべて良し」なんて言いますが、「収納はモノとの付き合い方」ですから、最初が肝心です。もちろん、今までが片づいていなければどこかでリセットする必要がありますので、一時的には捨てることも必要になるでしょう。ですが、それと同時にモノの迎え入れ方を見直していかなくては、同じことの繰り返しです。

本当に子供に伝えたいのは「片づけることは大切だ」ということでしょうか?私は違うと思います。本当に子供に伝えたいのは「モノを大切にしようね」ということではないでしょうか?それならばまず親が、モノを迎え入れるところからしっかりやらなければなりません。

 

先人たちのおかげで日本はすごく豊かになりました。低価格で、いつでも、簡単に、たくさんのモノが手に入ります。そのために家中がモノで溢れるようになりました。また一方で、環境意識の高まりとともに「捨てたらもったいない」という意識も強くなっています。

ハッキリ言って、捨てることは悪です。これは一切、美化しようがありません。しかし世界規模で環境を守るためにそれを自分のところで食い止めることは不可能です。仮に自分がそれを達成できたとしても、自分の子供や孫を不幸にするだけです。

前述の通り、本当に子供に伝えていかなくてはならないのはモノを大切にするということです。大切にできるようにまず愛着を持てるモノを手に入れるようにしましょう。そしてそれを大切に扱いましょう。そうする姿が「当たり前」というふうに子供の目に映り、片づけるとはどういうことなのかが自然と伝わっていくのではないでしょうか。

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