マクロミルが一都三県に住む15~59歳の男女1,220人を対象に「衣替え」の実態を調査したところ、衣替えをしない人はたったの14%という現実が判明しました。
出典:ホノテbyマクロミル(以下同)
個人的にはこれは意外な結果でしたね~。私がお伺いするお宅の多くは20~40代の子育て世代ということもあってか、半数ほどの世帯が衣替えをしていないという印象がありました。もしくは今回の調査対象が一都三県在住者ということで、首都圏よりは温暖な大阪とは事情が違うのかもしれません。伝統よりも合理性を重視する県民性も影響しているかもしれませんね。
衣替えをするデメリットとメリット
私自身は衣替えをしませんし、衣替えをしないことを推奨する立場です。今回の調査結果でも”約半数が「冬物をしまったのにまた寒くなって困った」経験”があったと答えている通り、衣替えをするとなると天気に振り回されるからです。忙しい現代人には天気に合わせて予定を変更する余裕などありません。
ほか、「衣替えの適切な時期に迷う」、「冬物をしまう前に洗うのが大変」、「衣替えの時間が取れない」といったデメリットがあるようです。でも調査結果の後の項目(下図)を見ると、意外と衣替え自体が「面倒くさい」という意見は約1/3しかなく、「季節を感じられて良い」、「衣服を見直すきっかけになる」という意見も多いようです。ただそのあとにも「大変だ」とする意見もあり、衣替え肯定派が優位ながら、否定派と拮抗している印象もあります。
衣替えをしないメリットとデメリット
前述の通り、私は衣替えをしない派です。上図で言うと「必要性を感じない」3.5%に属するというわけです。決して衣替えを否定するわけではありませんが、「季節を感じられて良い」など上図にある肯定的な意見は微塵も感じません。
衣替えをしないと、「冬物をしまったのにまた寒くなって困る」などということは起こりません。「衣替えの適切な時期に迷う」、「冬物をしまう前に洗うのが大変」、「衣替えの時間が取れない」などということも当然起こりません。おまけに夏物も冬物も一ヵ所にまとめて収納すれば管理の煩わしさもありません。それぞれ別々に収納すると量を把握しきれなくなり、洋服の量を膨張させてしまう危険性があると言えます。
ただまったくデメリットがないかというとそうでもなく、クリーニングに出すのを忘れがちです。結果的にいつも変な時期に慌ててクリーニングに出すことになります。もっとも、クリーニング屋からキャンペーンの案内が届くので、それに素直に従っていればクリーニングに出すことを忘れることはないのですが…。
上図を見ても、衣替えを肯定的に見る意見のほとんどが極めて情緒的なものばかりで、合理的とは言えません。もちろん、本人がそれを望むのであれば良いことですが、合理的ではない慣習に縛られて家事をしていては、いつまで経っても女性の社会進出や男性の家事への参加を促すことはできないでしょう。時間がない、片づけるのが大変というのであれば、衣替えはしないほうが良いと私は断言したいと思います。
コメント
これは同意です。衣替えしてる人は思考停止してるんでしょうね。自分はチェストとクローゼットに洋服関連は全て収納してある上に、全てお気に入りのものなので困ったことがないです。10月の暑い日でもいきなりセーターを着だす人はなんだかなと思います。その日に合わせたものを着れば良いだけなのに無駄に区切るのは謎ですね。月で区切れる問題じゃないです。体感温度なんて人それぞれ違い、体調を壊す原因にもなりますよね。
ttさま
はじめまして^^
必ずしも衣替えしてる人は思考停止しているということはないと思いますけど、合理性では割り切れない何かをお持ちなのは確かだと思います。
やるのが当たり前だという固定観念だったり、幼い時から続く情緒的なものだったり。
習慣を変えるということがいかに難しいことかというところも痛感します。
衣替えという手段を使って、膨張する洋服を2ヶ所に分散させる免罪符にしてしまっているケースも少なくないと思います。
衣替えの際に不要な洋服を手放すこともあるようですが、バタバタと衣替えをするので同時にやるのはやはり難しいという印象です。
それでも衣替えをしないというのは少数派で、多数を占めるにはまだまだ時間が掛かるのかなという感じですね^^;