一応、ここのところはリビングに関する収納の話を中心にしているつもりなんですが、リビングの収納の話って意外とネタがないんですよね。というのは、リビングは本来、モノを置く場所ではないからです。リビングはできるだけ何も置かずにスッキリとさせることが理想で、我が家にも収納家具と言えばTVボード一つしかありません。
「でもそう言えば、TVボードの引出の中って何が入ってるんだろう・・・?」
私はほとんどテレビを見ないし、TVゲームもしません。なので引出の中を開けて見ることもありません。本来は家族共有のスペースのはずなのですが、事実上、妻と子供たちの管理下に置かれているのです。
というわけで、引出の中を開けてみました。
ほとんど子供のDVDです。しかし未就学児が観るようなものばかりで、現在は観ていないものばかりです。
そこで妻と相談し、DVDは基本的に処分、ゲームソフトなどをこの引出に収納することにしました。
まずは引出の中身を全部出す
収納の基本通りにやってみましょう。まずは一品残らず全部出します。引出でも棚でも押入れでも、基本はまず全部出さないと始まりません。要らないモノだけをピックアップする方法では、絶対に片づくことはありません。
とりあえずゲームソフトを全部収めてみる
あえて子供の手の届かない寝室のクローゼットなどに収納してあったゲームソフトを全部、引出に収めてみました。驚いたことに、ピッタリ収まりました。
引出から出したDVDは全部処分するわけじゃなくて…
一方で、引出から全部出してみたDVDなど。ほとんどが子供がもう観ないDVDでしたが、妻のものや写真データCDなど保管しておくべきものもありました。
子供のDVDの中にはたぶん観る観ないではなくて思い出の品と思われるものもあり、それらは妻に確認してから残りを誰かに譲るか捨てるということに。必要なものはTVボードの引出に戻すことにしました。
ひとまず収納チェック完了
使っていないNintendo DSの本体などを取り出し、代わりに妻のDVDと写真データCDなどを収めて、ひとまず収納チェック完了。あとは妻に確認してDVDの処分方法を決めるだけです。
・・・と思ったんですけど、よくよく考えたら「写真データCDはアルバムと一緒に収納したほうが良いのでは?」と気付きました。以前に使っていたレコーダーでは写真データCDを閲覧できたのですが、いま使っているレコーダーでは写真データCDを読み取ることができないのです。しかしその実態に反して収納場所がそのままになっていたんですね。
こんな風に、モノをあっちへやったりこっちにやったりすることは面倒臭いことのように思われるかもしれません。しかし、こうやってじっくり取り組むことこそがむしろ収納の醍醐味だと私は思います。あれこれ考えながら作業を進めることでしっかりとモノと向き合うことができるからです。
本当に収納は面白いです。もともと寝室に置いてあったNintendo DSのソフトが模様替えを機に衣裳部屋に移動し、そしてリビングに移動してきました。子供の成長やライフスタイルの変化とともに、置くべき場所が変わっていったのです。何となくそこに置いているつもりでも必ずそういったストーリーがあって、お客様のお宅でもそういったストーリーに触れる作業はとても面白いのです。
よろしければぜひ一度、目の前のモノのストーリーに触れる「収納」をしてみてください。
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