お片づけブログメディア”cataso(カタソ)”に収納マンの新しい記事が公開されましたのでお知らせします。
⇒ ”裕福な家庭は片付いているってホント?イメージを覆す「モノが増える図式」とは”
記事ではお金持ちなのに仕事場の机の上が片づいていない有名人の例としてスティーブ・ジョブズの名前が挙がっていますが、実はジョブズはミニマリストであったとも言われています。実際のところはよく分かりませんけど、私も仕事場ではマキシマリスト的、プライベートではミニマリスト的でありたいと思っているので、何となく分かるような気がします。
金銭感覚と片づけは因果関係がある
今回の記事にも書いたように、裕福だから片づいているということはありません。成功者だから、仕事ができるから、というような因果関係もありません。実際に私はたくさんのお宅を拝見していますので間違いありません。
逆もまた然りです。貧乏でも中流階級でも、片づいている家は片づいていますし、そうでない家もあります。では、お金と片づけの間にはまったく因果関係は存在しないのでしょうか?
結論から言うと、YESともNOとも言い難いです。その人が置かれている経済状況と部屋の片づけは直接的に因果関係はありませんが、その人の金銭感覚と部屋の片づけは因果関係があると私は考えています。
片づけ上手はインテリアにお金を使う
「金銭感覚」と言っても、金遣いが良いとか悪いとか、そこまでザックリした話ではありません。「価値観」と言い換えたほうが良いかもしれません。
先に片づけ以外のことで例を挙げたほうが分かりやすいと思います。家はボロボロなのに、すごく車にお金を掛けている人っているじゃないですか。この場合、その人が置かれている経済状況と所有している車には直接的な因果関係はありません。ですがその人は、車にお金を費やすことに価値を感じているわけです。
話を元に戻しまして、金銭感覚と片づけの関係。裕福であるかどうかに関わらず、やはり片づいている家の住人は収納用品等にそれなりの投資をし、手間暇も惜しみません。逆に片づいていないお宅の場合は、裕福な家庭であるはずなのに安物のダイニングセットやテレビボードを使っているということが多いです。具体的に言うと、高級外国車を2台持っているのにダイニングセットは5万円くらいのものとか。お金はあってもそういうものにお金や手間を掛けるという価値観がないのです。
結局のところ、お金があろうとなかろうと、自分が興味を持っていることに対して人はお金や手間を惜しまないのです。それだけと言えばそれだけのことです。
ですから「片づけたい」と思っていない人に「片づけて」と言っても無駄です。まず片づけるということに興味やメリットを感じてもらわないことには始まりません。インテリアも同様で、もともとインテリアに興味のない人に対してコーディネートを提案するのはなかなか難しいです。ファッションもそうですよね。
お金も時間も労力にも限りがあります。残念ながらすべてに興味を持つことはできません。片づけるためには外向きの意識を内向きに切り替えるなどして、興味の矛先を変える必要があります。
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