昨年の今頃、長女が中学校で食器用洗剤をもらってきました。
夕食の支度をしながら、「なんでこんなものが学校でもらえるの?」と娘に聞いたら、「母の日だから」という答えが返ってきました。
え?食器を洗うのってお母さんの仕事なの?
マジか!?
ライオンは炎上マーケティングでも狙っているのでしょうか?(苦笑)
それはさておき、今年の母の日は次の日曜日、5月13日ですね。これまで育ててくれたお母さんをねぎらう人、ねぎらってくれる人、それぞれに楽しみなことでしょう。
私も形だけですが、一応、母の日のお祝いをします。父が腹立たしいほど亭主関白だったので相当苦労したと思いますし、私自身も随分と迷惑を掛けました。育ててくれた母には本当に感謝しています。
私の妻も本当に働き者です。家事は全部私に任せて欲しいくらいなのですが、なかなか手放してくれません(苦笑)子育てに関しても懇談とかPTAとかもっと任せて欲しいのに、相談もなく勝手にやってくれています。
私の母や妻に限らず、日本の女性は本当に働き者ばかりです。私がこれまでお伺いしてきたお宅を見ても、そのように感じないことはありません。
20代未婚女性6割「母のようになりたい」
出典:PR TIMES(以下同)
婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントが、20~29歳の未婚女性1,840人に対しておこなった「家庭内での母親の役割」に関するアンケート調査によると、59%が「お母さんのような母親になりたい」と回答しました。また、「お母さんが好き」と回答した人は81.5%に上り、日本のお母さんが娘から愛され、尊敬されていることがうかがえます。
お母さんとしては日々の子育てや家事のことで思い悩むことも多いでしょうけど、ほとんどのお母さんが合格と言ってもらえているということではないでしょうか。
子育て・料理・掃除は7割前後が母の仕事だった
では、そんな愛され尊敬されているお母さんがどんな風だったかというと、上表のような回答が集まりました。
回答者が20代の未婚女性ということですので、およそ20年前から最近のことと思われますが、専業主婦と兼業主婦の割合は概ね半分ずつと言ったところ。
子育て、料理、掃除については、家族や外部のサポートには頼らず、7割前後がお母さんがやっていたと回答しています。また、「自分のことよりも家族を優先していた」お母さんは81.3%にも上り、家族に献身的な母親の姿が見て取れます。
20代未婚女性は子育て・料理・掃除を分担したい
では、そんな風にお母さんのことを理解し、尊敬している20代未婚女性は、将来どんなお母さんになりたいのかというのをまとめたのが上表です。
まず、専業主婦の割合は回答者のお母さんよりも低くなっています。これは経済的に自立したいと考える堅実な女性が増えているということでしょう。
子育て、料理、掃除についてはどうでしょうか。これらについては6割以上が「家族で分担または外部のサポートを活用」することを希望しています。仕事をしながら主婦業もこなそうと思っているわけですから、そりゃあそうですよね。
また、「自分のことよりも家族を優先したい」と考える割合が、「自分のことよりも家族を優先していた」母親世代の81.3%に対し、32.7%へと大きく変化しています。母親のように子育てや家事に忙殺されるのではなく、一人の女性として輝いていたいということでしょう。
以上の結果から分かることは、20代の未婚女性の多くが「女性も仕事をする時代なのだから、子育てや家事は夫も負担して当然」と考えているということです。未婚男性としてはプレッシャーに感じるところだと思いますが、極めて正論でしょう。
一方で、母親世代としては、うれしくもあり寂しくもある調査結果ではないでしょうか。もしくは現実が見えていないと感じるところもあるかもしれません。残念ながら子育てや家事に積極的に取り組む男性はまだまだ一握りですし、家庭を顧みながらも出世できるほど社会は甘くありません。
しかしながら、理想を現実にできるかどうかは本人次第です。結婚がすべてという時代ではもちろんありませんけど、結婚生活という現実に直面して改めてお母さんを尊敬してもらえたらうれしいですね。
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