
出典:無印良品
2015年10月2日(金)から10月19日(月)まで、無印良品池袋西武に隣接するSEIBU GALLERYにて、これからの人と物とのつきあい方を探る企画展「STOCK展」が開催されます。
気づきを、備える。
「とるにたらないもの」「ひろったもの」「つかえないもの」を、大切に集めている人がいます。ひとつだけでは価値が見えにくい物も、少しずつ集めていくと、いつかなにかの役に立つ糸口や知識となったり、その人にとってかけがえのない愛着が沸いたりします。それぞれの参加者が、いつの日にかと備えた気づきの「STOCK」から、私たちにとって何が大切なのかを考え、これからの人と物のつきあい方を探る企画展です。
引用:無印良品
収納にはいろんなかたちがある
この企画、かなり見てみたいのですが、残念ながら大阪在住の私は見ることができません。でもこれはかなり面白そうです。
実際に見ていないので何とも言えないとことがありますけど、個人的には無印良品がこういうメッセージを送ってくれることはうれしいなーと思うのです。つまり、「第三者が見ればゴミに見えるモノをストックすることも”収納”なんじゃない?」というメッセージだと私は解釈しました。
片づけ、収納というと、どうしてもスッキリと見た目良くしなければならないと考えがちです。しかし、それはまったく収納の本質ではないと私は考えています。人それぞれ快適に感じるツボがあり、こだわりを持ってモノを集め、便利さを享受しているのです。そういう感性と片づけて見た目スッキリというのは必ずしも直接的にリンクしません。
「収納にはいろんなかたちがある」、「他人は他人、自分は自分」ということが伝わる展示であれば良いなと思います。是非、大阪ほか各地でも開催してもらいたいです。
ストックするならモノに「愛情」を
私自身、今までにたくさんのお宅にお邪魔してきて、その中にはたくさんのモノをストックしている人も見てきました。多くは取るに足りないものというよりは立派な趣味のモノです。ただ現実には、本当にそのストックを愛しているかというと、そうではないことが多くて、ちょっと残念な気持ちになることが多いです。
もちろん、本当にその趣味のモノが好きで好きで仕方がないという方もいらっしゃいます。でもほとんどは「好き」だからストックしてあるのではなくて、「捨てたらモッタイナイ」と考えて捨てないでいるだけなのです。そしてモッタイナイの基準の多くは「お金」、次に「思い出」。ひょっとしたらプレミアがつくかもしれないと考えたり、無意識に自分自身の歴史を形に表したモノと考えるようです。
それでも十分なスペースがあって、日常生活に支障をきたすことがなく、他の誰にも迷惑が掛からないのであれば問題はないでしょう。しかしそうでないのであれば、ちょっと考え直して欲しいと思います。
無印良品のSTOK展がそういう風に、ストックをする人の共感を得つつも、ストックに本当に愛情を掛けられているかについて改めて考える機会になっていれば、最高だと思います。
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