「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」が2017年1月21日から入居申込受付を開始

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト・スクリーンショット※MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト・スクリーンショット

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の団地をキャンバスにして無印良品の住空間事業部門を担う株式会社MUJI HOUSEが空間設計をおこなう「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」。2012年からスタートし、着々と全国展開しておりましたが、また新たな団地に対象が広がって、2017年1月21日から入居申込の受付を開始するそうです。

今回募集されるのは、首都圏の2団地、中部の1団地、西日本の4団地、九州の1団地の、全国計8団地、12プランの新プラン。いかにも無印らしくて素敵だなーと思う半面、結構ツッコミどころも満載です。



3DKが家事効率を重視したゆったり1LDKに

MUJI×UR・国立富士見台団地(東京都国立市)47.99m²出典:MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト

全部で12の素敵なプランがあるので目移りしてしまうのですが、やはり個人的に気になったのは家事効率を重視したプランです。上の間取り図は国立富士見台団地(東京都国立市)と千里青山台団地(大阪府吹田市)の共通で、床面積は47.99平米となっています。

もともとはいかにも団地っぽい3DK。それが無印の手に掛かればゆったりとした1LDKに。3~4人家族を前提としていた間取りを夫婦2人を前提としたような間取りにしちゃうなんてズルイとは思いますけど、まあそこは言いっこなしということで(笑)

個人的に特に気に入ったのは、キッチン横のユーティリティスペースです。キッチンのすぐ横に洗濯機があるなんて、まるで「欧米化」!でも料理と洗濯を同時にしやすいですし、バルコニーへも近くて洗濯物を干したり取り込むのがすごく楽です。ただし、室内干しもできるイメージのようですけど、ペペロンチーノでも作ろうものなら、洗濯物がニンニク臭くなることは必死です(苦笑)

一方、どうしてもネガティブに捉えざるを得ないのが、LDKが無駄とも思えるくらいにゆったりしている一方で、収納スペースが少なすぎることです。もちろん、物置のすき間で暮らすよりも、普段の暮らしを重視することは良いことです。また、無駄なモノはできるだけ持たないという理想も大切です。

しかし、例えば洋服を収納するとしたらいったいどこに置くのかという問題があります。寝室はダブルベッドを1台置いたら、ワードローブやチェストを置く余裕はありません。押入れだったスペースは一般的な成人男性の洋服で埋まってしまう収納量しかありません。リビングやダイニングに雑貨を置くスペースばかり確保し過ぎて、肝心の洋服のスペースが考えられていないのは、ちょっと理想主義的すぎると感じます。

実は暮らしやすい納戸部屋がある間取り

MUJI×UR・アーバニア千代田(愛知県名古屋市)54.94m²出典:MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト

一見、その良さが伝わりにくいのが、ユーティリティスペースのある「プラン18」です。けれども前述のようなことを考えると、この間取りは暮らしやすいことが分かるはずです。

上の間取りはアーバニア千代田(愛知県名古屋市)のもので、もともと2DK、54.94平米の広さです。それが1SLDK(寝室+サービスルーム+リビングダイニングキッチン)のようなかたちになっています。

この間取りのユーティリティスペースはダイニングキッチンと寝室に面しており、バルコニーにも面しています。バルコニーに面したスペースを物置として使うのはちょっともったいない感じもしますが、ライフスタイルに応じて、ダイニングに置ききれなかった食料品のストックを置いたり、洋服を収納したり、家事スペースや趣味のスペースとして使うことができます

無印が提案している今回の12のプランを見ると、実質的な部屋数を減らして広いリビングダイニングにしたり、押入れのふすまを外して生活空間に組み込むことで、広く見せているものが多いと言えます。これは新築マンションのモデルルームでも4LDKを3LDKに改造して広く見せたりするのと同じで、ズルイけれども王道的なやり方とも言えます。

しかし、そのように見せることは、どうしても実生活を無視したことになります。理想は理想として、何をどこに置くかということを今までの自分のライフスタイルと照らし合わせて考えなければならないということに、気付いておかなくてはなりません。

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