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打倒IKEAの狼煙!?ニトリのテレビボード&サイドキャビネット「フィルンMBR」

先日、学習机の調査のためにニトリに行ったらエントランス正面にディスプレイされていた「フィルンMBR」というテレビボードとサイドキャビネットのセット。

こちら、セットで税込114,702円と聞くとなかなかのお値段のように感じられるかもしれませんが、左から順に40cm幅のサイドキャビネットが同29,900円、ローボードが29,900円、80cm幅のサイドキャビネットが同39,900円と、ひとつひとつは激安とまではいかないもののお手頃価格なのです(ローボード上のボックスは単品販売していない様子)。

今だから言えることですが、数年前まで私はニトリのことを「粗大ゴミ置き場」と呼んでいました。お金をもらっても要らない家具ばかり…そんな風に思っていました。でもここ2~3年のニトリは違います。「お、ねだん相当」じゃなくて本当に「お、ねだん以上」になってきました。場合によっては「お、ねだん異常!」と感じることすらあります。今回のフィルン・テレビボードセットは間違いなく「お、ねだん以上」と言えるでしょう。



IKEAのREGISSÖR(レシソール)書棚にソツクリ!

フィルンはどこかで見たことのあるデザインだと思ったら、IKEAのREGISSÖR(レシソール)書棚にそっくりでした(笑)世間では東京オリンピックのエンブレムがパクリだなんだって話題になりましたけど、家具業界では日常茶飯事ですね。もっとも、IKEAがオリジナルなんていうこともないと思います。所詮は同じ穴のムジナということでしょう。

それはともかく、IKEAのREGISSÖR(レシソール)書棚の主材はポプラ突板。もちろんノックダウン(組立式)で、価格は税込19,990円。ノックダウンとは言え、突板使ってこの値段というのは国内メーカーでは無理ですね。これについてはさすがIKEAだと感心します。

一方のニトリのサイドキャビネット(フィルン800MBR)の主材はウォールナット突板で、価格は税込39,900円。単純に比べればIKEAの2倍です。おまけに高さはIKEAの203cmに対してニトリは170cmと低い。REGISSÖR(レシソール)書棚はどこで作っているのか分かりませんが、フィルンはたぶん中国です。

でもフィルンはノックダウンじゃなくて完成品(たぶん脚だけ要組立)。IKEAだったら死ぬほど重いパッケージを自分でレジに持っていって車に積んで自宅に運び込んで組み立てたら部材にキズがあってテンヤワンヤ…となりますが、ニトリでは配送設置無料で梱包材も持ち帰ってくれます。家具の組み立てが大好きな私でもそれはそれはありがたいフルサービスで、価格が2倍でも十分な価値があるってもんです。

それだけではありません。フィルンには引出しが付いているのですが、これがファルカタ(洋桐)の四方囲い&アリ組という構造で、まあ簡単に言って丈夫で高級感のある仕上げなのでございます。しかもフルスライドレール付き。

ニトリのフィルンはIKEAのレシソール書棚の2倍の価格でも、完成品、配送設置無料、引出しの品質が良いということで、十分に価格に見合った価値があると言えます。ちなみに家具の配送設置コストは1軒あたり6,000円と言われており、またこの程度の仕様の引出しを1杯プラスすると中国製でも1万円近くの価格アップに繋がります。また、完成品の家具を輸入する物流コストはノックダウンに比べて相当なものと考えられますので、それを考慮すればニトリは相当頑張っていると言えます。IKEAの3倍と言ったら国産の書棚が買えちゃいますので、さすがにそこまでは言えませんが…。

 

フィルンでルームコーディネートできてしまう!

ニトリが勢いを増してきた10年ちょっと前、ニトリの躍進の秘訣をルームコーディネートが分かるように展示したことであるとマスコミは言ってましたけど、それはまったくのデタラメです。ルームコーディネート展示は昔からどこの家具屋もやっていたことで、しかし基本的には高級品でしかやらなかっただけなんですね。当時の常識で言えば安物家具をルームコーディネートするなんて、アパレル業界で言ったら安物の服をマネキンに着せてエントランス近くに飾るようなものだったんです。

それはともかく、フィルンはテレビボードだけでなく、同じシリーズにダイニングセットやリビングセット(ソファー&センターテーブル)も揃っていますカラーもウォールナットのダーク系だけでなく、オークのナチュラル系も用意されています

家具屋なんだから、一式揃って当たり前だと思う人もいることでしょう。でも収納家具などの箱物家具とダイニングやソファーの脚物家具は同じ工場では作れないんです。実際、日本国内には木工家具メーカーは7,000社ほどあると言われていますけど、箱物と脚物の両方を扱っている総合家具メーカーは数えるほどしかありません。そしてそれはもちろん工場を複数持っている大手メーカーだけで、高級品ばかりです。

それが、この価格帯で一式揃えられるニトリって、やっぱりスゴイわけです。そりゃあもう、家具メーカーも家具販売店もバンバン潰れていくわけですよ。

目下、ニトリは28期連続の増収増益。現在は日本国内では364店舗ですが、2032年には全世界で3,000店舗を目指すとしています。荒唐無稽なようで本当にやるんじゃないかと思いますね。そうなればもっと多くのメーカーや販売店が消えていくことになるでしょう。いや本当にニトリはスゴイです。

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