スッキリ暮らすためには「選ぶ楽しさ」より「選ぶ必要がない楽さ」が必要

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先日、妻から頼まれて柔軟剤を購入しました。ちょうどアマゾンでまとめ買いのキャンペーンをやっており、通常より10%安く購入できたのです。定期お得便ならさらに10%引きで合計20%引きです。

安く購入できたのは良かったものの、届いた柔軟剤を片づけようとして驚きました。そこには既に柔軟剤のストックがいくつもあったのです。

なぜこんなことになっているのか、妻に聞いてみました。すると、私の想像していなかった答えが返ってきたのです。

 

選ぶ楽しさがモノを増やす

戸惑う私をよそに妻はこう答えました。「柔軟剤はその日の気分で変えているのよ。毎日違う香りが楽しめて良いでしょ?」

なるほど確かに、毎日洋服から違う香りがすると少しハッピーな気持ちになれます。こういう気遣いは私にはできません。女性ならでは、妻ならではの心配りと言えるでしょう。

ただその結果、常に2つくらい用意しておけば十分であるはずの柔軟剤が、2種類それぞれに在庫を持ってしまうとスペースを取ってしまいます。そのため、洗面脱衣所に置ききれずに、妻はせっせと押入れにまでストックを進出させていました。

買い物をしていても選べないよりは選べるほうが楽しいです。しかし選ぶ楽しさを維持するにはお店でも家庭でもジャストインタイムで在庫管理をしっかりとしなくてはならなくなります。ジャストインタイムよりも安さを優先すると大量買いによって在庫を膨らませることになります。つまり、家庭においては選ぶ楽しさがモノを増やすことに繋がりやすいのです。



選ぶ必要がない楽さを優先すればスッキリ暮らせる

妻がせっせと押入れにまで柔軟剤のストックを進出させていることはもちろん知っていました。ただ、私がせっせと片づけて空いたスペースを見つけては、何かしら買い込むことを招いているのだと思っていました。まさか妻が柔軟剤を気分に応じて使い分け、それがために在庫が膨らんでいるとは思ってもみませんでした。

洋服についても然りで、私が衣裳部屋に家族全員の洋服を一括で収納するようにして以来、妻はせっせと洋服を買い込み、空いたスペースをどんどん占領するようになりました。妻がオシャレしてくれることは夫としてもうれしい半面、それ以上に片づける意欲は失せてしまいました。

私だったら柔軟剤は1種類で十分で、洋服は1枚買ったら代わりに2枚捨てる勢いです。食べるものも頓着がなく、自分一人であれば毎日吉野家でも大丈夫です。

そんなことを言いつつ、自転車は3台取っ替え引っ替え乗っています(苦笑)ですから選べる楽しさを優先することによってモノを増やすこと自体は否定しません。

ただ、スッキリ暮らすためには、選ぶ必要がない楽さを理解する必要があると言えそうです。洋服でも何十着から毎日選ぶのは大変です。しかし数着から選ぶのはとても楽です。

 

スッキリ暮らしている人は選ぶ必要がない楽さを知っている人ばかりです。自分にとって心地良いモノの持ち方を分かっています。アロマオイルなど、ところどころに選ぶ楽しさを感じられる仕組みを持っていますが、それはあくまで例外。基本的には選ぶ必要がないようにモノの種類を抑えています。

これらのことはすごくシンプルかつ大切なことだと思うんですけど、なかなか伝えるのは難しいですね。収納スペースに押し込んでおけば片づいていると思っている人にはなおさらです。

 

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