スポンサーリンク

年末の大掃除は子供が成長するほどモチベーションが下がってマンネリ化?

大掃除・イメージ

早いもので、あと1ヶ月で年末という時期になりました。寒くなる前に窓の掃除をしようとか思ってはいたんですけど、今のところまだ手付かずですねー。

そんなことをここで言っている間に少しでも掃除を進めたら良いじゃないかという話ですが(苦笑)、これも私の仕事ですからそうはいきません。

今回は、マーケティングリサーチをおこなうインテージによる「年末に行う大掃除と不用品整理の実態について自主企画調査」の結果を紹介したいと思います。今年もいろんな会社が実施した大掃除に関するレポートを紹介してきましたが、今回のはまたちょっと趣が異なり、私にとって興味深いものでした。



12月は掃除用品が1.5倍もよく売れる!

掃除関連商品の月次販売金額推移(インテージ調べ)出典:インテージ(以下同)

大掃除に関するデータと言うと普通はアンケート調査が主体ですが、こちらは「SRI(全国小売店パネル調査)」というものに基づいています。全国約4千店の小売店の販売データで、「いつ」「どこで」「何が」「いくらで販売された」のかが分かるというものです。

それによると、12月は掃除用品が月平均の1.5倍もよく売れるのだとか。正直、もっと大きな差があってもおかしくないように思ったのですが、対象となっているのは洗剤などの消耗品だけなんですね。

バケツやスチームクリーナーなども含めればもっと大きな差になるでしょうし、12月だけが突出しているところを見ると、やはり大掃除をする人は多いんだろうと思います。

 

12月は圧倒的にガラスクリーナーがよく売れる!

12月に販売金額が伸びるカテゴリ(インテージ調べ)

各社の年末の大掃除の調査データでは水周りの掃除が大変という意見が多く見られましたが、インテージの調査によると、12月にもっとも販売が伸びるのはガラスクリーナーだということが分かります。しかも、月平均の約6.5倍というのですからスゴイです。

ちなみに私はハウスクリーニングを習ったときに、ガラスクリーナーは使わないほうが良いと教わりました。膜を作ってしまうのでかえって掃除が大変になるからです。

掃除の基本は「洗い」です。水を撒けない場合は、濡れたスポンジで窓を洗ったほうが簡単にキレイになります。

 

「大掃除をする」のは7割近く

今年の年末の大掃除予定(インテージ調べ)

ここからは小売店の販売データではなく、16~59歳の男女を対象としたインターネット調査の結果です。

まず、今年の年末の大掃除の予定について問うたところ、7割近くの人が「大掃除をする」と回答しました。今までにこちらで紹介した各社のアンケートでは半数程度でしたが、それよりも多い結果となっています。

ともあれ、半数以上の人が大掃除をするなら、12月の清掃用品の売上が月平均の1.5倍になるというのも納得ですね。

 

子供が成長するほど大掃除をしなくなる?

今年の年末の大掃除予定 ライフステージ・同居子ども学齢別(インテージ調べ)

大掃除をするかしないかについてライフステージ別に統計を取ったものが上のグラフです。未婚、既婚、子供の有無にかかわらず、年齢が上がるほど大掃除をしない人が増えていることが分かります。

また、もっとも大掃除をする割合が多いのは未就学児がいる家庭で8割越えとなりました。末子が18歳以上であっても子供がいる家庭は全体の平均を上回っています。

私の実家を見ても、私が子供の頃は家族総出で大掃除をしたものですが、今はもう必要最小限にしかしないですね。私も手伝いますけど、たまに手伝うくらいでは追いつきませんし、そもそも子や孫が同居していないと張り合いがないのだと思います。

また、我が家も子供が赤ちゃんのときは普段から衛生面で気を遣っていましたけど、子供がある程度成長してくると、掃除機をかけてから雑巾掛けまでする必要があるかなーと疑問に思うことすらあります。掃除の仕方こそ変わらないものの、マンネリ化してきたり、モチベーションの影響は大きそうです。

 

大掃除に関して妻は夫に不満大

大掃除における夫・妻の協力・貢献への満足(インテージ調べ)

次に、既婚者で大掃除の予定がある人を対象に、配偶者の大掃除の取り組み方に対する満足度を問うたところ、上のグラフのようになりました。夫から妻に対しては多くが満足しているものの、妻から夫に対してはかなり不満があるようです。さらに、男女問わず年齢が上がるほど配偶者に不満を持っているようです。

この結果については想像に難くないですね。大掃除に限らず家庭を顧みない男性は多いでしょうし、掃除をやらせても下手ということは少なくないのでしょう。

ただ、昔は男性は仕事、女性は家を守るという価値観だったのに対し、今は共働きで家事も夫婦で負担するという認識が増えていますから、これから改善していくものと期待したいと思います。

 

「不用品の処分・整理整頓が面倒」が第3位に

年末の大掃除で面倒だと感じるもの(トップ5)(インテージ調べ)

年末の大掃除に関するアンケートは日用品メーカーやハウスクリーニング業者がおこなうことが多いため、純粋に掃除だけにクローズアップされることが多いです。一方で今回のインテージの調査は、不用品の処分などについても調査しています。

年末の大掃除で面倒だと感じるものについて問うたところ、「キッチンの換気扇・レンジフードの掃除」、「窓や網戸の掃除」に続いて、「不用品の処分・整理整頓」が第3位となりました。

個人的には、掃除と片づけを同列で扱うことには強い違和感があります。片づけはすべての家事の土台であり、掃除などを楽にするためのものです。ですから大掃除をする前に片づけておくことがセオリーで、それらを同時にやろうとすることはあまりにも無計画だと感じます。

ですがまあ、世間では片づけなんて所詮はその程度のものという認識なんでしょうね(苦笑)

 

不用品処分はフリマアプリ移行が鮮明に

不要品の整理に利用したことがあるもの(経験)(インテージ調べ)

不要品の整理に今後活用したいもの(意向)(インテージ調べ)

ではその面倒な不用品の処分をどうするかということで、フリマアプリ、インターネットオークション、リサイクルショップなどの利用経験と利用意向について問うた結果が上のグラフです。

総じて、インターネットオークションやリサイクルショップの利用意向は減少し、フリマアプリにシフトしていっている様子がうかがえます。インターネットオークションより手間が少なく、しかしリサイクルショップより高く売りたいということで支持されているのでしょう。

また、フリマアプリの利用意向は特に若い女性で強いことが明らかとなっています。これはインターネットオークションでは男性で年齢が上がるほど利用意向が強いのと真逆の結果で、リサイクルショップでは年齢の高い女性のほうが利用意向が高いという結果とも異なる点で興味深いところです。女性は駆け引きを苦手とする人が多く、また若い人ほどスマホのアプリに慣れ親しんでいるということでしょうか。

 

今回のインテージによる調査は内容が多岐に渡っており要領を得ないところがありますが、ほかとは違ったデータで興味深いと感じました。

特に年齢が上がるとともに大掃除をしなくなる、年齢が低いほどフリマアプリを利用する傾向が高いという点は、自らの年齢を感じさせられました。歳は取りたくないものですね(苦笑)

 

【関連記事】

手帳術・アプリ掃除・洗濯・料理・育児処分・リサイクル
収納マンをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
New!収納教える.コム

コメント