日本最大の住まいとインテリアのSNS「RoomClip(ルームクリップ)」において、2015年の「住まいとインテリア」の注目ワードのベスト10となる「RoomClipAward2015」が選出されました。その結果は以下の通り。
- 塩系インテリア
- DIY
- リメイクシート
- ミニマリスト
- 植物のある暮らし
- 男前インテリア
- foodpic
- 理系インテリア
- 西海岸スタイル
- リノベーション
塩系インテリアって何だ!?
出典:RoomClip
わたくし収納マンも一応インテリアコーディネーターの端くれですが、いかんせん専門が収納に偏っているため、正直言ってインテリアのトレンドには疎いです。そんなわけでお恥ずかしながら「塩系インテリア」なるキーワードは初めて聞きました。
2014年にもっとも盛り上がった「男前インテリア」をスッキリさせるという方向で生まれた新しいインテリアのスタイル「塩系インテリア」が見事1位を受賞しました。
「色素薄めのトーン」「飾らない雰囲気」「生活感の希薄さ」という今までにないインテリアの特徴と「男前インテリア」 → (男前) → (塩系男子) → 「塩系インテリア」 というネーミングの面白さに話題が集まりました。
「塩系インテリアの会」というコミュニティが中心となり、他のスタイルを巻き込みながらさらに拡大していき、注目を集めました。このスタイルの雰囲気にあうトーンの淡い板材「足場板」や、色素薄めの植物「エアプランツ」、生活感の感じない「PUEBCO(プエブコ)」の雑貨や「colony2139」の日用品、飾り気のない「流木」が人気となりました。
引用:RoomClip
写真を見れば「あーなるほど、これが塩系って言うのね」とすぐに分かるんですが、色素薄めの植物「エアプランツ」、飾り気のない「流木」、作業台のようなテーブル、ブリキのバケツなどといったアイテムを用いて、人の気配はあるけど廃れた雰囲気を醸し出しているインテリアなんですね。色に例えると亜鉛メッキとか乾いた木という感じです。
この塩系インテリア、個人的には大好きです。インテリアの雰囲気はもちろんですけど、ひとつひとつのアイテムをじっくり集めて、一方でインテリアに合わないモノはどんどん手放していく感じがとても良いと思います。
インテリアは時間をかけて楽しむもの
一昔前と違って、インテリアに対する世間の認識はすごく良くなったと思います。以前は雑誌でもかなり無茶なやり方が横行しており、その影響もあって私もクライアントからいとも簡単にコーディネートを丸投げされることが多かったのです。しかし個人が気軽にブログやSNSに自宅のインテリアのことを発信するようになって、インテリアコーディネートは付け焼刃で何とかするものではなくて、時間をかけてじっくり楽しみながら進化させていくものなんだという認識が広がってきているように思います。
…とまあ、エラそうに言っておりますが、私はインテリアコーディネーターでありながら不勉強なところが多いです。RoomClipで勉強させてもらって、これから少しずつインテリアを進化させていきたいと思います。
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