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これはIC泣かせ!「RoomCoのコーディネート相談サービス」がスゴイ

わたくし収納マンはIC(インテリアコーディネーター)になって15年になります。実は家具メーカー在籍時は資格を持っていなくて、退職してから猛勉強して取得しました。そのときに初めて、ICの資格を持っているベテラン販売員がエラそうにしていた理由が分かった次第です(苦笑)

ICの合格率は20%強とかなり低いのです。結構難しいので専門学校に通って取得する人が多いのですが、給与への寄与度は極めて低く、インテリアショップでのICの求人を見ても他の接客業と何ら変わらないレベルです。

また、ICの資格を取ったからと言ってセンスが磨かれるわけでもありません。ICの試験ではセンスは一切問われないのです。一応、パースを描く試験はありますけど、スキルというほどのものでもありません。最近は無料で使えるブラウザベースの3DCGコーディネートソフトなどもありますから、それさえ使えればまったく問題ないです。

そんなわけで、ICの資格なんて役に立たないと感じる昨今ですが、RoomCo(ルムコ)が11月から提供を開始した「コーディネート相談サービス」を見たら、ますますICなんて要らないと痛感しました。

 

RoomCoがコーディネート相談サービス開始

RoomCoのコーディネート相談サービス

出典:RoomCo(以下同)

”あなたにピッタリな家具が見つかる”をテーマにしている「RoomCo(ルムコ)」は、提携している16ショップ、2,500以上のアイテムを紹介しつつ、インテリアのコツなどを公開しているインテリア総合メディアです。運営元のリビングスタイルとしては提携インテリア企業に3Dシミュレーターなどを売り込むことを柱にしつつ、RoomCoを通じて提携インテリア企業に送客することをビジネスモデルとしています。

ただ、どうもRoomCoは色々とカネが掛かっている割りには期待したほど成果が上がっていないようで、サイトをリニューアルするとともに「コーディネート相談サービス」の提供を開始しました。このサービスがIC泣かせの破格のサービスなのです。



相談料は1部屋につき税込5,400円

サービス概要

  • お部屋を3Dシミュレーターでリアルにコーディネート
  • 相談料は1部屋につき税込5,400円
  • RoomCo掲載の16ショップの家具でコーディネート
  • コーディネートのポイントも画像付きでアドバイス
  • アイテムリスト付きなのでそのまま購入することも可能

RoomCoのコーディネート相談サービスは提携している16ショップの家具に絞られており、あくまでそこへの誘導であるということを割り引いても、消費者にとってかなりお得なサービスだと言えます。

まず、コーディネート料は1部屋あたりたったの税込5,400円。コーディネート事例を見る限り、リビングダイニングキッチンで20畳くらいあっても1部屋のカウントのようです。一般的にフリーのICにインテリアコーディネートを依頼すると1時間あたり5千円以上に加えて初回相談料が必要ですが、RoomCoでは最低でも2~3時間は掛かるであろうコーディネート作成がたった5,400円で利用できるのです。

しかも、コーディネート内容がかなりシッカリしているのです。これはIC有資格者が作成したのではないかもしれませんが、素人が作成したわけではないことは明らかです。以下、コーディネート事例をいくつか参照してみましょう。

コーディネート提案実例 A様

RoomCoコーディネート提案実例 A様(40代・女性・ファミリー)

詳細はRoomCoのコーディネート相談サービスのページをご覧いただくとして、要点だけ説明していきます。リビングダイニングのコーディネートの相談で、予算10万円に対して70万円以上の家具を提案するというのはどうなんだというのはありますけど(苦笑)、そもそも予算10万円じゃ何もできないですから、そこは致し方なしの部分はあるでしょう。

また、そもそもこんなにモノが少なければコーディネートで困るわけがないとも思います。しかしながら、ソファの後ろにキッズスペースを設けてオモチャや絵本を一ヶ所にまとめる、テレビボードの下に天然カゴや木目調のボックスで生活用品などを収納するなど、収納の要点もキチンと押さえています。これは結果から見れば簡単なようで、なかなかここまでできているコーディネートプランは珍しいと思います。

加えて、家電やインテリア雑貨も含めて小物も可能な限り配置しています。このシミュレーター自体はIDC大塚家具や無印良品、カリモク家具などのサイトで公開されているので実際に使っていただけると分かると思いますが、小物の設置は簡単だけど地味に面倒臭いのでどうしても時間が掛かります。たぶん私がこのコーディネートプランを作成したら丸一日掛かると思います。それをたった税込5,400円でやってくれるのですから激安です。なお、プランは平面画像だけでなく3Dシミュレーターで角度を変えて見ることもできます。

コーディネート提案実例 B様

RoomCoコーディネート提案実例 B様(20代・女性・一人暮らし)

ファミリーだけでなくワンルームにも対応しています。ただ、これは結構お粗末ですね。一人暮らしの女性なのに、洋服は一体どこに収納するんだろうかという疑問が湧きます。テレビボードの横がクローゼットかなという感じもしないわけではないですけど、それでも収まりきらないでしょう。

このように、「絵に描いた餅」感は否めませんが、それでもたったの5,400円です。占いサイトに無駄なお金を突っ込むよりも遥かに参考になるはずです。ちょっと高価なインテリア書を買う程度の負担でコーディネートしてもらえるわけですからやっぱり破格です。実際、ワンルームとは言え、手描きの間取り図を3Dシミュレーターに入力するだけでも時間の掛かる作業です。

 

というわけで、RoomCoのコーディネート相談サービスはICの私から見てもめちゃぐちゃ安いです。ぶっちゃけ、私だったら丸一日は掛かるので3万円は欲しいと思います。

では、RoomCoはどうやってこんな低価格を実現しているのでしょう?これはあくまで私の推測ですが、こういうのが好きな人に1案件あたり5千円程度で外注しているのではないかと思います。さすがにこのレベルの提案ができる人が1部屋あたりそれ以下の金額では引き受けてくれないと思います。

それだとRoomCoに利益は残りませんが、提携インテリアショップから多少のリベートは得られるでしょう。また、今後は税込5,400円から値上げして対応していくんだと思います。このコーディネートでは家具の購入成約に直結しませんから、リベートだけではビジネスとしては厳しいですからね。

前述したとおり、基本的には同様のコーディネートは、IDC大塚家具や無印良品、カリモク家具などのサイトで公開されている3Dシミュレーターを使えば誰でも無料で作れます。しかし、時間がない人、センスに自信がない人にとっては、この価格は本当に破格だと思います。

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コメント

  1. 日本三毛猫 より:

    収納マン様、こんにちは。
    ややこしい我が家を相談したらどうなるのかしら。そもそもフツーの家具屋さんではうちのサイズに合わせるのはむずかしいし。「これでは家具が置けませんので辞退します」って言われおそれがありそうです。洗面所の棚1つとっても収納マン様がうなってましたから。あああたしの部屋、どうしよ。

     それはそうと、今月、「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」双方でホームセンターをやってました。先ほど前者のビデオをみたところですが、最近はDiyに力を入れているのですね。
     木工教室に来ているのは女性が多いのですが、動機が「既成の家具だと具合が悪い」という方が結構多いです。

    • 収納マン より:

      日本三毛猫さま

      こんにちはー^^

      RoomCoのコーディネート相談サービスは魅力的だと思いますけど、取り扱っているショップ数が限られているので、たとえばサイズの合う棚を探すなら対象ショップを片っ端から検索したほうが早いでしょうね。
      たぶん、サイズや機能性のこだわりに対する対応力は低く、あくまでデザイン主体だと思います。

      「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」は見逃してましたー。
      調べて見たら、前者がムサシとカインズ、後者がコメリとパール金属だったんですね。
      「ガイアの夜明け」はもう3週間前なので全録したのが消えてると思いますが、「カンブリア宮殿」はまだ録画が残っているはずなので見てみます。
      ありがとうございました^^

  2. 日本三毛猫 より:

     ムサシの触れる商品?は、歯ブラシのヘッドを触れるようになっていました。「普通って、こんな固さなんだ」ってお客さんが触っていました。そのほか番組で出ていたのは爪切り。3200円の爪切りはさすがに切りやすそうでした(ニッパ型)。

     ワークショップマンネリ化ですが、常連さんにとっては同じものばかりで飽きられた
    いたので、新たな企画を出したら大盛況でした。ただ、第2弾、第3弾と続けていくのは大変だと思います。
     また、スタイルファクトリー「てこ入れ」の方は、来客数は多いものの購買率が1割(通常の店舗は8割)に困ってのことでした。そこで、従来の棚をどけて「実感」できるコーナーを設置しました。例えば、アルミ鍋と土鍋を並べ重さを表示、スパッと切れるラップケースなどが番組では紹介されてました。–>売れ始めました
     さらに店舗内のカフェではコースターを作るべく、タイルシートを貼っていたりしました。
     結果、1.2倍に売り上げがアップしていました。

     記憶にあるのはこの程度です、すみません。

      日用品がたくさん並んでいましたが、とくに特徴があるわけでもないタオルをなじみない店舗でわざわざ買おうとは思いません。従来型と違う店舗を目指すなら、総花的に物を並べる方向は間違いのような気がします。
     それにしても、物があふれている今、商売は大変ですね。でも、買う方としても「こんなのがあったらいいのに」というものがないのですよね。うちに合うサイズの棚がな~~~い。
     ちなみに私が欲しいのは、「汁が漏れない木の弁当箱」ですが、この世に存在しません。

    • 収納マン より:

      日本三毛猫さま

      とても詳しく教えてくださいましてありがとうございます!

      ムサシは割りと近くにもあるんですけど(堺市、美原店)、京都八幡店に比べると品揃えが少なくて最近は全然行ってません。
      色々な商品が体感できるというのは確かに魅力的ですけど、個人的にはやはり他では扱っていない商品があるほうが魅力的に思います。

      その点、カインズは他のホームセンターとは品揃えが違って魅力的ですよね。
      もっとも、これまで関西にはカインズが少なかったからこそでしょうけど。

      一方で、コーナンやコメリなどに慣れ親しんでいる人にとっては、カインズは品揃えが違うのでちょっと戸惑うそうです。
      特に関西人はホームセンターに安さや一般的な商品の品揃えを求める人が多いですからね。

      物があふれている今、商売は大変というのは、本当にその通りだと思います。
      安くて品揃えが多いのは当たり前、決済手段もクレジットカードに電子マネーにペイアプリにと対応するだけでも大変なのに、ただでさえ少ない利益を簡単に持って行かれるわけですから。

      一方で、だからこそ買い物の楽しみ方も多様化していると感じます。
      「これだ!」と思える商品に出会えたときはすごくうれしいです^^

      日本三毛猫さんも、サイズの合う棚や汁が漏れない木の弁当箱が見つかれば良いですねー^^