ベルメゾンネットのスタッキング収納特集ページはなかなか圧巻です。サンイデアのフロック、天馬のカバコから、アイリスオーヤマの木製スタックボックスまで、よくこれだけカインズホームのキャリコのようなスタッキング収納ボックスを並べたもんだなーと思います。サンイデアのカタスはちょっとスタッキング収納ボックスではないと思うんですが…。
それはともかく、その中で一つだけ見たことがない商品がありました。ナンダコレ!?
あまりに気になったもんだから、かなり時間を掛けて調べました。でも見つからない。思い当たるメーカーのホームページを片っ端から調べても見つからない。
もうあきらめかけたそのとき、偶然、見つけました!
サンコープラスチック・Bocca(ボッカ)
ベルメゾンネットで販売されていた謎のスタッキング収納ボックスの正体はサンコープラスチックの「Bocca(ボッカ)」という商品でした。収納マンおすすめのシューズストッカーダブルを作っている会社ですね。
サンコープラスチックの収納用品は関西のホームセンターではあまりお目に掛かれません。なので首都圏などではこのボッカを展示しているお店もあるのかもしれませんが、既にこのジャンルは群雄割拠で、サンイデアもしくは山善のフロック、もしくはそれを押しのけて天馬のカバコが売場に並んでいるため、サンコープラスチックのボッカが割って入る隙はないと思います。
でも調べてみると、ボッカの発売はカバコよりも先だったようですね。営業力の差もあると思いますけど、商品力の面でもちょっと微妙だった感じがします。
ボッカはスクエアでスペースに無駄がない構造
サンコープラスチックのボッカが特徴的と言えるのは、前面がフラットであるという点です。カインズホームのキャリコ、stacksto,のペリカンはもちろん、サンイデアのフロック、天馬のカバコも前面が傾斜しているのですが、ボッカはスクエアでスペースに無駄がない構造と言えます。
前面がフラットと言えば、カインズホームのキャリコポルタやJEJのテオスがあります。しかしそれらは完全にキュービックデザインで、それらに比べるとボッカのデザインはむしろフロックに近い感じです。
また、キャリコポルタは上に扉が開く形状、テオスはカバコのように扉が上部にスライドインする形状です。しかしボッカはアイリスオーヤマのフラップボックスのように扉が手前に倒れる形状です。
総じて、CBジャパンのフラップボックスに似ているとも言えますが、寸法的にはまたちょっと違いますね。そんなわけでボッカは、キャリコ型スタッキングボックスの類似品としてそれなりの特徴がある商品だと言えます。
ボッカは前面がフラットなのでスペースに無駄がないというのはメリットと言えます。洋服を畳んで入れるには他の類似品よりもむしろ向いていると言えるでしょう。他方、前面がフラットであると、どうしてもモノの出し入れはしにくくなります。サイズバリエーションが浅型と深型の2サイズしかないのもちょっと残念ですね。
何より、決して後発ではないのに出遅れていることが残念です。サンコープラスチックの商品は総じてしっかり作ってある印象なので、もっと売れても良いとは思うんですが、キャリコ型に関しては天馬のカバコ、あとはせいぜいサンイデアのフロックがあれば十分かなというのも率直なところです。
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