「平屋」の家がジワリ人気に!約1/4の人の理想の住まいは平屋という意外な現実

平屋・イメージ

積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関である株式会社住環境研究所が実施した「平屋住宅に関する調査2016」によると、平屋の人気がジワリ上昇している背景が明らかになりました。

ちなみに、積水化学工業株式会社住宅カンパニーというのはセキスイハイムのことですね。同じく積水化学工業をルーツとする積水ハウスは1960年に分社化されており、セキスイハイムは後を追って1970年から事業化されています。同じ積水とは言っても、資本関係は続いているものの、現在は互いに独立独歩という感じになっています。

平屋の住宅着工シェアがジワリ上昇

平屋の住宅着工シェア
2014 7.6%
2013 7.4%
2012 6.9%
2011 6.7%

まず事実として、住宅着工で平屋(住居専用)は上表の通り、年々需要が拡大しています。2階建て以上の一戸建てやマンションなどの集合住宅に比べると僅かですが、ザックリ言えば1割近くが平屋と言うこともできるほどになってきています。

土地の価格が高い都市部ではなかなか難しいとは思いますが、そう言われてみると確かに、収納マンが住んでいるあたりではチラホラと平屋が建つのを見かけるようになりました。



約1/4の人の理想の住まいは平屋

理想の住まい出典:平屋住宅に関する調査2016(以下同)

「(老後の)理想の住まい」は2階建て以上の戸建てやマンションに比べると少ないながらも、全体としては平屋は約1/4の支持を得ています

理想の住まい・世代別

年齢が上がるほど平屋とマンションに人気が高まる傾向が見て取れます。

理想の住まい・世代・地域別

上表からはやはり都市部では平屋が非現実的に感じるところがあると推測されます。しかし、50~60代の三大都市圏以外に住む約1/3の人にとっては、平屋は「アリ」なんですね。60代ではマンション以上に人気があります。

平屋が人気の理由は「ワンフロア」で「省力化」

平屋を選ぶ理由・世代別

平屋を選ぶ理由は、世代別に上表の通りとなっています。階段の移動がなく、ワンフロアで生活できることや、それによって掃除や家事が楽であることが挙げられています。また、マンションとの対比で、庭いじりができる、日当たりが良いなどといった環境面、2階建て以上の戸建てと比べて地震に強いといった点が挙げられています。

以前に「収納間取り診断」で取り上げた平屋の間取りでも申し上げた通り、平屋は戸建てとマンションの良いところを合わせ持った最強の住まいと言えます。

【関連】【収納間取り診断】動線の無駄を無視した男性目線!?仙台市の平屋一戸建て賃貸

コスト面や宅地の確保という点ではなかなか難しい面があるものの、家事動線を第一に考えれば若い人であっても平屋の住まいはメリットが大きいと思います。階段の上り下りが必要ないということは、年配者だけでなく若い人にとっても負担が少ないと言えます。

余談ですが、個人的には、今後各地で住宅地のゴーストタウン化、土地価格の下落、耐震性の強化などといった課題に対して、2軒分の住宅をスクラップして平屋を建てることを推進すれば、いずれの問題も同時に解決できるのではないかと考えています。

ハッキリ言って日本の住宅は、手を入れて何十年と住むには向いていません。それならスクラップしやすい平屋を推進したほうが地震大国ニッポンでは合理的だと思います。

家事動線、今後の住宅政策の両面で、平屋はもっと認知度を高めていくことになるのではないでしょうか。

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