時代の流れとともに使うモノというのは変わります。CDを買わなくなったらCDラックも必要なくなりましたよね。
キッチンの収納でも昔は田窪工業所のキッチン用つっぱり棚をよく使いましたが、最近はめっきり出番がなくなりました。
オープンまたはセミオープンのキッチンが増え、吊戸棚がないキッチンも増えたことで、設置できないケースが多くなりました。また、設置できるかどうかにかかわらず、見た目で拒否されることもあります。
便利なので私は好きなのですが、見た目のことを言われると仕方ありません。逆に、便利だと思ってもらえても、吊戸棚がなくて設置できなければどうしようもありません。
そのような時代の変化をようやく察知したのか、田窪工業所からシンクの奥に設置するスタンド式のラックが発売されました。
田窪工業所・シンク奥スタンド「レグスタ」
このたび田窪工業所から発売されるシンク奥スタンド「レグスタAT2S-120LM」は、つっぱり棚の棚板を立て掛けたような形状です。そのため、従来のつっぱり棚用オプションパーツを組み合わせて使うことができます(まな板受けは付属)。
幅92~120cmまで伸縮できるので、シンクの大きさに合わせて設置することができ、オプションパーツの活用次第で十分な収納量を確保できます。ただし価格は税込5,378円(2018/08/20現在、アマゾン)ということなので、パーツをいくつか組み合わせるとなかなか高価です。
2cm以上すき間があれば設置OK
「レグスタAT2S-120LM」の使い勝手が良いところは、水栓とその奥のすき間が2cm以上あれば設置できるということです。脚の部分は奥行が11cmあるんですけど、基本的にはシンクより幅を広げて設置すればOKというわけですね。
このくらいの設置スペースならたいてい問題ないでしょう。もっとも、ギリギリ置けるような状態では汚水が跳ねてよろしくありませんが。
個人的にはもうちょっとスマートなデザインになれば良かったのにと思うところもあります。しかしながら、田窪工業所としては経営資源がそのまま使え、オプションパーツも共用できるということで、このデザインに落ち着いたのでしょう。
実際のところ、シンプルと言えばシンプルなデザインなのでそんなに見た目は悪くありません。むしろステンレスで衛生的で合理的です。
あとは欲を言えば、価格がもっとお手頃になれば良いですね。
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