今日12月1日から新しい洗濯表示がスタートすることは既に皆様ご承知のことかと思います。しかしこれが今までよりも種類が多くなって、しかも馴染みがないために覚えにくい…。私には一見してお手上げでした。新しい洗濯表示マークの導入で、国内外の表示が統一されて衣類の流通を円滑にするとともに、洗濯トラブルを減らすことができると目論んでいるようですが、逆に混乱してしまいそうです。
でも、経済産業省が公開している動画を見て、ちょっと覚えられるような気がしてきました(しっかし、本気で普及させたいなら動画の埋め込みくらい許可しろっちゅー話ですよ・怒)。
新しい洗濯表示の早見表
出典:経済産業省
一応、新しい洗濯表示の早見表もあるんですけど、やっぱり動画のほうが分かりやすいと思います。忙しい人のために、また一度見ただけでは理解し難かった人のために、覚え方をまとめてみました。
新しい洗濯表示は基本の5つの形を覚えればOK
出典:YouTube(以下同)
洗濯表示は従来の22種類から41種類に約2倍に増えたわけですが、基本はこの5つだけ覚えておけばOKです。家庭洗濯とアイロン仕上げはともかくとして、覚えにくいのは「△=漂白」、「□=乾燥」、「○=クリーニング」でしょうか。
でも、もともと漂白の表示は三角のフラスコでしたから、それがよりシンボリックに「△」になったと覚えれば問題ないはずです。クリーニングの表示ももともと「○」を使っていましたよね。乾燥については今まで表示がなかったわけですが、四角い乾燥機や乾燥台ををイメージすれば良いでしょう。
洗濯は数字と下線がポイント
家庭洗濯については、数字がお湯の温度を表しています。また、下線が増えるほど弱く洗う必要があります。手が表示されているものは手洗い、「×」されているのは家庭での洗濯ができないということですね。
△に斜線は酸素系OK塩素系NG
漂白についてもっとも重要なのは、真ん中の「△」に斜線がついているものです。動画にもある通り、ボーダー柄のものは酸素系漂白剤OK、塩素系漂白剤はNGと覚えれば良いですね。
乾燥はタンブル乾燥と自然乾燥の2通り
乾燥はタンブル乾燥と自然乾燥の2つに分かれます。タンブル乾燥については点の数が多ければ高温OKということで良いでしょう。
自然乾燥は吊りと平、日なたと陰干し、基本的にはこの4象限マトリックスとなっています。2本線は濡れたままということを示していますが、家庭洗濯では下線が増えるほど「弱く」を表していたのと同様に、絞らずにそのままで良いと覚えておけば良いでしょう。
アイロン低温表示はスチーム不可
タンブル乾燥と同様に、点の数が多いほど高温でのアイロン掛けが可能となります。点が1つの場合は低温でのアイロン掛けとなるわけですが、その際は高温となるスチームは使えないことに注意が必要です。
クリーニングはプロに任せればOK
クリーニングの表示である「○」の内側のアルファベットは使用する薬剤や方法を示しているので、一般消費者が覚えておく必要はありません。「×」が付いていればクリーニングに出せないとだけ覚えておけば良いでしょう。
とても理解し難いと思っていた新しい洗濯表示も、この動画を2回くらい見ればきっと覚えられるはずです。
問題は、洗濯表示が変わろうと変わるまいとほとんど何も見ずに洗濯機に放り込んでしまう私の習慣をまず見直すことですね(苦笑)
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