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⇒ ”本棚がいっぱい「押入れ収納」したい!押入れは本や漫画の収納場所に向いている?”
本が大好きな人の中には、窓からの自然光や蛍光灯による紫外線で本が焼けることを嫌う方もいます。なので、その点では押入れの中に本を収納するというのは良い方法と言えます。
ただ、奥行の深い押入れと小さな本という組み合わせはまったく相性が良くありません。ほとんどの場合、本以外の大きなモノを優先的に押入れに収め、本は本棚に収めるようにしたほうが合理的です。本が焼けることを気にする場合は、扉付きの書棚に収めるのが良いでしょう。
山善・伸縮式すのこSOCS-6854
今回は押入れがひんやりしていているので本の収納に向いているのではないかという着想だったわけですが、一般的には湿気の心配をする人のほうが多いのではないでしょうか。
押入れの湿気対策として有効なアイテムのひとつがスノコです。ただ、スノコを並べてみてもサイズが合わないということが多いです。
そこで登場するのが山善の伸縮式すのこSOCS-6854。縦横に伸縮できるようになっており、2枚セットのうち1枚使用で幅は685~900mm、2枚使用で1370~1800mm、奥行は545~750mmまで対応できるようになっています。つまり、半間のクローゼットから一間の押入れまでピッタリ収まるというわけです。これなら、すき間なくスノコを敷きつめることができます。
すき間が多く価格も高い
非常に便利な伸縮式スノコではありますが、デメリットもあります。まず、最大サイズにした場合にすき間が多くなってしまうのです。伸縮式スノコの上に布団を置くと、出し入れの際に引っ掛かってスムーズに出し入れできなくなってしまいます。
また、価格がちょっと高いです。税込3,990円という価格ですが、市販の桐スノコでしたら2枚セットで4~500円です。それを一間幅の押入れに敷き詰めると2セットでせいぜい1,000円。桐スノコはノコギリで簡単に切ることができ、切断面をヤスリで整えるのも簡単ですから、その手間さえ厭わなければ市販の桐スノコで十分でしょう。
個人的には、そもそもスノコを敷くことはオススメしません。手軽に通気を確保できるという点では確かに有効ではあるものの、スノコの下にホコリが溜まりやすく、それがカビやダニの温床になりやすいからです。押入れシートなどというものも、布団の出し入れの際に邪魔になりがちで、シートをめくるとホコリが溜まっているということが多いです。
押入れの中の湿気が気になる場合は、まずは原因を特定することが肝心です。外壁のクラックから雨水が浸透していたり、床が腐っていることのほか、冬に加湿器を使っている影響であることが多いです。このような場合はいくらスノコで通気を確保しても、湿った空気が万遍なく回り込むだけですから、根本的な対策にはなりません。
布団は干してから押入れに入れるようにする、ふすまを外して湿気が押入れにこもらないようにする、押入れにあまりモノを詰め込みすぎないようにしつつ小まめに掃除するようにする。こういったことに注意したほうが、押入れの湿気対策としては有効です。
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