例年並みに寒くなって参りました。ぼちぼちと冬支度を始められたお宅も多いことと思います。我が家でも寝具や衣類を冬用にしたり、石油ファンヒーターを使い始めています。
とは言え、ここ数年は灯油も電気も高いです。できればエネルギーに頼らず、暖かく過ごしたいところ。ブランケットやスリッパは必須だと思います。
ただ、スリッパって意外と難しいんですよね。安物は耐久性がなく、春を迎えるまでにダメになってしまうこともあります。逆に、高いものなら大丈夫かというと、あながちそうでもなく。履き心地も重要です。
そんなわけで、楽天プレミアムパートナーを通じて日本製のお高いスリッパを試してみました。今回はそのレビューをお送りします。
ラッキー産業・日本製冬用ルームシューズ
今回ご紹介するのはラッキー産業の「日本製冬用ルームシューズ」です。ラッキー産業は徳島県美馬市でスリッパを作り続けて40年以上の老舗メーカー。販売元のヤングハウスはその関連会社ということですから、製造直売となります。
こちらのルームシューズはアッパーにノルディックな幾何学模様が描かれており、フォルムもとてもやさしい感じ。今風のデザインに仕上がっています。
全5色、M(23~24cm)、L(25~27cm)の2サイズ展開となっている中、グレー色のLサイズを選びました。
内側ボアは吸湿発熱素材「ヒートウォーム」
内側はボア素材。「Heat Warm(ヒートウォーム)」という吸湿発熱素材を使っています。
”履いた瞬間あったか実感”と書かれていますが、正直なところ最初は冷たく感じました(苦笑)ただ、すぐに暖かくなってきて、脱ぐと床の冷たさとのギャップを実感。暖かさを客観的にお伝えすることは難しいものの、暖かいこと自体は間違いないと思います。
ソールは滑りにくい素材
底面は塩化ビニールと表示されているものの、よくある塩ビレザーではありません。硬いスポンジの表面のような手触りで、滑りにくく、それでいて歩きにくくはないです。
ちなみに、底面には縫い目が見えません。アッパーも内側にも縫い目がまったくないです。こういうところはやっぱ日本製ならではなのかなと思います。
スマホ1台分の軽さ
こちらのルームシューズは実測で140gととても軽いです。履いていても重さをほぼ感じません。ただし、重さを感じるくらいのほうが良いと思われる方にはちょっと物足りなく感じられる可能性はあると思います。
かかとが浮いた形状
このルームシューズを触っていて驚いたことがひとつ。それは踵(かかと)が浮いた形状だということです。
もちろん、履いているときは踵も床に着くのですが、歩く際に踵を床に擦ることがないように感じます。
かかとの厚みは2cm以上
踵は浮いているだけでなく、2cm以上の厚みがあります。反対に爪先のほうは5mm程度といったところ。芯は厚紙ではなく、硬めのウレタンフォームと思われます。
そんなわけで、クッション性が高いです。絶えずウレタンマットの上を歩いているような感じです。
Lサイズで27cmだとギリOK
私は普段27cmの靴を履いています。こちらのルームシューズはLサイズで27cmまでとなっていますが、ちょうど良いと言うよりはもう少しゆとりが欲しいところです。26.5cmくらいだったらジャストフィットではないでしょうか。
でもまあ、デザインや質感はとても素敵だと思います。
ほかのスリッパと比較
先日ご紹介したa.s.s.aの「キルティングサンダル」、そして以前から私が愛用しているクロックスの「クラシックスリッパ」と比較してみました。
クラシックスリッパは28cm。1cm違うだけのはずですが、外寸は2cm以上も大きいです。キルティングサンダルは今回のルームシューズとほぼ同じ大きさだと思います。
階段でも安心
階段でも試してみました。滑ることも脱げることもありません。また、軽いので足運びも楽です。
一方で、軽いので足を振って脱ごうと思っても脱げません。慌ててるときはちょっと厄介です。
というわけで、今回の日本製冬用ルームシューズはさすが日本製と思えるクオリティーだと思います。縫製が見えないのにシッカリとしており、確実に暖かさを実感できます。また、軽い、滑らない、脱げないという、基本的な機能が備わっています。キルティングサンダルよりも確実に良い品物だと断言できます。プレゼントとしても最適でしょう。
ですが、クロックスのクラシックスリッパと比較すると見劣りするというのが正直な感想です。個人的にはクラシックスリッパを超えるスリッパはありません。まだ一部のサイズとカラーは手に入るようですが、安定供給して欲しいと願っております。
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