今回はまず訂正とお詫びからです。
前々回の記事で、”スーパーDEAL対象商品は買い回り店舗数としてカウントされるものの、買い回りによるキャンペーンポイントは発生しません。”とお伝えしました。しかしこれは事実と異なり、スーパーDEAL対象商品も買い回りによるキャンペーンポイントが発生します。
前々回の記事の当該箇所は既に修正し、詳細な説明を書き加えておりますので、念のためご参照いただければ幸いです。
読者の皆様にはご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした。今後ますます気を引き締めまして、正確な情報をお伝えするべく努力してまいります。
というわけで、冒頭から凹んでおりますが、今回も懲りずに楽天スーパーセールやお買い物マラソンといった買い回りセールに関してです。
楽天市場の買い回りセールでは、複数店舗で購入すれば購入するほどポイント倍率が上がっていくというところが魅力です。しかし、果たしてそれは本当にお得と言えるのでしょうか?
今回はそこのところを検証してまいりたいと思います。
楽天市場での買い回りの基本ルール
- 購入ショップ数に応じてポイント最大10倍
- 1ショップあたり税込合計1,000円以上購入が条件
- 付与される上限ポイント数は10,000ポイントまで
楽天市場の買い回りセールのキャンペーンルール詳細ではいろいろ細かく規定されていますが、重要なのは上記3点と言えます。
購入ショップ数が少なければ意味なし
まず、購入ショップ数に応じてポイント倍率が変動する仕組みということですので、10店舗で購入すればポイント10倍となるものの、2店舗では2倍にしかなりません。楽天市場全店を対象としたポイントアップキャンペーンとしては、3倍程度のものは買い回りセール期間中以外でもありますので、2~3ショップ程度の購入予定しかない場合は、無理して突っ込むべきではないと言えるでしょう。
10倍にするには最低1万円の軍資金が必要
買い回りセールでは1ショップあたり税込合計1,000円以上購入しないといけませんので、10ショップ達成するには、1,000円×10ショップ=10,000円が最低でも必要となります。もっとも、それで1,000ポイント還元されれば1ショップ分が実質タダになるわけですが。
ちなみに私の場合、家電など大きな買い物がないときは3万円前後の購入です。
最大約11万円までの購入がお得
買い回りセールで還元されるポイントは最大10,000円までとなっているため、基本ポイント(100円あたり1ポイント)を除くと、単純計算で111,112円までの購入が対象と言えます。つまり、それ以上に買ってもあまり意味がないというわけですが、上限10,000ポイントもしくはそれ以上のポイントアップキャンペーンって他にほとんどないので、購入総額が膨らむ場合も参加したほうが良いことが多いと言えるでしょう。
ちなみに、楽天市場では年に1回くらい「超ポイントバック祭」という、購入総額に応じてポイント倍率が最大10倍になるセールがあります(今年は2/16~20に実施済み)。大きな買い物があって、ほかに買い回る必要がないときはこちらを狙うのも方法かもしれません。しかし、いかんせん年1回くらいということで、個人的にはなかなかタイミングが合いません(苦笑)
ポイント10倍を目指すシミュレーション
8店で3万円強なら+2店でもお得かも?
私は今回のお買い物マラソンで既に8ショップの買い回りを達成し、総額32,000円の買い物をしています。残り2ショップ分の購入予定は既に決まっていますが、もし仮にそれが決まっておらず、無理やり頑張って1,000円×2ショップ購入したらどうなるかを検証してみたいと思います。
8ショップ買い回り達成ということは、買い回りによるキャンペーンポイントは+7倍です。32,000円購入なら単純計算で2,240ポイント得られるという計算になります(すべて送料込みとした場合)。
そこにさらに1,000円×2ショップ購入した場合、買い回りによるキャンペーンポイントは+9倍、総額は34,000円となります。そして、単純計算で3,060ポイントゲットということになります。
1,000円×2ショップ分を追加で購入すると、買い回りによるキャンペーンポイントは3,060-2,240=820ポイント増えるわけですから、追加で購入した2ショップ分のうち1ショップ分に近い金額がほぼタダ同然になると言えます。
一方で、送料込みで1,000円の商品、しかも本当に必要でお得と言えるものを見つけてくるのは難しいので、時間を使いすぎたり、不要なモノを買ってしまうリスクもあります。
8店で9万円以上なら+2店分はタダ同然
8店合計 | +7倍 | +9倍 | ポイント差額 |
1万円 | 700P | 1080P | 380P |
2万円 | 1400P | 1980P | 580P |
3万円 | 2100P | 2880P | 780P |
4万円 | 2800P | 3780P | 980P |
5万円 | 3500P | 4680P | 1180P |
6万円 | 4200P | 5580P | 1380P |
7万円 | 4900P | 6480P | 1580P |
8万円 | 5600P | 7380P | 1780P |
9万円 | 6300P | 8280P | 1980P |
10万円 | 7000P | 9180P | 2180P |
11万円 | 7700P | 10000P | 2300P |
12万円 | 8400P | 10000P | 1600P |
※基本ポイント除く
上表は8ショップでの購入総額が1~12万円の場合に、8ショップで打ち止めにした場合と、そこから1,000円×2ショップ買い回った場合のポイントの差額を一覧にした早見表です。
もっとも、こんな早見表を作るまでもなく、
※ただし、8店購入済みから10店購入を目指す場合で、10店購入総額が111,112円以下の場合
という公式(?)を使えば、頑張って2ショップ追加で買い回った場合のポイントの差額はすぐに分かるんですけどね(笑)しかもこの公式なら、追加で購入する金額がいくらであっても対応可能です。
なお、この公式を当てはめる際には、送料別の商品の送料は含めないでください。また、100円未満は1ポイントも発生しませんから、導き出されるポイント数は必ずしも正確とは言えません。
ともあれ、上表を見る限り、8ショップ買い回り総額が9万円以上であれば追加で1,000円×2ショップ買い回ってもその分はタダ同然と言えます。また、4万円以上であれば概ね1ショップ分以上はタダになると言えるでしょう。
もっと簡単に買い回りを進めたほうがお得かどうかが分かる公式を作ろうと思ったんですけど、ちょっと簡単ではなかったので、これは今後の宿題としたいと思います(苦笑)
ともあれ、買い回りセールの途中になってから「頑張って10ショップ買い回りしたほうがお得かなー?」などと考えるのはあまり得策とは思えません。事前にしっかりと計画を立ててから買い回りセールに挑むのが賢い消費者と言えるでしょう。
いくら安くても必要ないものを買ってしまっては無駄ですからね。
2018/04/17追記:
頑張って公式を作り、シミュレーターまで作っちゃいました(笑)
【関連記事】